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無番地

趣味のこととか。

第15回ハロプロ楽曲大賞'16に投票しました

第15回ハロプロ楽曲大賞'16に投票しました。

はじめにお断りあるいは言い訳ですが、最近の私はもう「ハロプロの曲すらぜんぶは分からない」「それ以前にメンバーも分からない人がけっこういる」というような状況でして、あの内輪で盛り上がる感じ(悪い意味ではありません)にまったくついていけていません。とくに今年の後半は日常的には℃-uteとJuice=Juiceしか知らないといっても過言ではありません*1。聞いたことのある曲の中で印象的なものを選んだ、ということだとご理解ください。

楽曲部門

1位:ENDLESS SKY / モーニング娘。'15 3.0pts
鞘師さんをこの素敵な曲で送り出せたことはせめてもの救いというか、良かったと思います。つんく♂作詞作曲がこの曲のような場面では輝き続けてほしいなと思います。個人的な印象のなかにいる鞘師さんは、たまに握手するときにいつでも真剣に話を聞いてくれて、分かろうとしてくれて、伝えようとしてくれて、その姿勢はいま思い返すとほんとうにプロだったのだと思います。ただそれでも、グループのセンターにいる意味について、かつての鈴木愛理さんがそうだったように、暗中模索だったのかな、ともやはり思えます。

2位:アイアンハート / ℃-ute 2.5pts
かつて鈴木愛理さんをはじめメンバーが言っていた、SMAPや嵐のように℃-uteを長く続けたい、ということに対して、このような曲調が増えることこそがその唯一の道だと思えたし、その可能性を信じさせてくれる曲でした。現にこのレベルの曲が続けば℃-uteはまだまだ生き延びられる、と一ファンとしては思っていたのですが、そうではなかったようです。なぜ我武者LIFEもこの曲もどちらも秋ツアーでやらなかったのか、せめてどちらかはやっても良かったのではないか…。

℃maj9

℃maj9

3位:愛はまるで静電気 / ℃-ute 2.5pts
久々のかわいい曲などと言われますが、いままでのかわいい曲はどこかしら遊び要素が含まれている作品が多かった気がします。対してこの作品はそういった遊び要素なしに、ほんとうに最初から最後までかわいい曲になっていて、これがまさしくアイドル℃-uteの行き着いたところだと思います。℃-uteがアイドルに尊敬されるアイドルだったということが未来まで残る、そんな作品になっているのかなと思います。

4位:チョット愚直に! 猪突猛進 / こぶしファクトリー 1.5pts
あまりにも黄金期正統派を彷彿とさせる前山田作品。KEEP ON 上昇志向とどちらか迷いましたが、微妙に難しいリズムを多用するこちらを選びました。あとなにより、はまちゃんがかわいい。

5位:泡沫サタデーナイト! / モーニング娘。'16 0.5pts
こちらも黄金期を彷彿とさせる米咲作品。そしてそれを生粋のハロプロっ子譜久村さん・小田さんが引っ張るという魅力的展開。最後の小田さんのサビの歌い方がとても心地よいです。

次点:
上手く言えない
KEEP ON 上昇志向!!
情熱エクスタシー
次々続々

MV部門

1位:愛はまるで静電気 / ℃-ute 4.5pts
毎年同じことを書いている気がしますが、卒業や解散となるとここまで素敵なMVが作れるのですよね…1番のなっきぃのシーンがとてもかわいいです。


℃-ute『愛はまるで静電気』(℃-ute[Love Is Like Static Electricity])(Promotion Edit)

2位:上手く言えない / アンジュルム 1.0pt
色合いが好きです。「アイドルも」のところの勝田さんかわいい。


アンジュルム『上手く言えない』(ANGERME[I Can’t Describe It])(Promotion Edit)

3位:セクシーキャットの演説 / モーニング娘。'16 0.5pts
(実は曲をよく知らないのですが)キャットがかわいいので…


モーニング娘。'16『セクシーキャットの演説』(MORNING MUSUME ‘16[Sexy Cat’s Speech])(Promotion Edit)

…すみません、1位以外適当ですね。

推しメン部門

(現役メンバーとしての)なっきぃに1票入れるのもこれで最後なんですね。
ほんとうにありがとう。

*1:それすらせいぜいラジオを半分くらいは聞いている程度の意味で、ブログなど久しく読んでいない気がします…

第5回アイドル楽曲大賞2016に投票しました

アイドル楽曲大賞2016に投票しました。

年々アイドルどころではなくなって、新しいグループに出会うことがほとんどなくなってしまっている(それどころかいままで見に行ってたグループすら見に行けていない)のですが、せっかくなので知っているなかで選んで投票しました。

それでなくてもドロシー、女子流、Especia、ライムベリー、GALETTe、ドルエレ、清竜人25などなど、楽曲という観点で考えたときにはあまりにもあんまりな情勢ですが、それでもアイドル楽曲は希望であってほしいと思っています。まあ、そもそも音楽市場が現場にシフトしていることそれ自体が、アイドル活動自体は活発にしていますが、盛り上がる以外のアイドル楽曲を重視しきれなくしているような気はします。

<メジャーアイドル楽曲部門>

1位:二人セゾン / 欅坂46 3.0pts
コード進行がとてもきれい。1作目2作目の勢いを持ったまま、3作目にして満を持してオーソドックスな良い曲だと思います。
結局ことしは欅坂の年だったと思います。もともとファンが多いうえに指数的に増えるような構造のなかで活動しているにもかかわらず、ファンが必要以上に「曲が良い」「歌詞が良い」「ダンスが良い」などともてはやしている感じには食傷気味ですが*1、それでもシングルの表題曲は3曲すべてすばらしかったと思います。

2位:純白の約束 / 東京女子流 2.0pts
新井ひとみさんの声がとてもきれい。
リフレクション、良いアルバムだと思います。思うんですけどね…。

3位:Next Stage with YOU / Perfume 2.0pts
ライブでこの曲のイントロがかかったときの3人を見ていると、いまでもアイドルだなぁって思います。

4位:もっと! Darling / 上野優華 1.5pts
優華さんののびのびした歌声が似合っている曲。
昨年まで選択肢に存在していなかった優華さん、ノミネートされてなにより*2。さいきん行けてなくてすみません…*3

5位:エクレア~love is like a sweets~ / Doll☆Elements 1.5pts
ドルエレさんの変わらない世界観がすてき。
ドルエレさんの解散はあまり考えていなかったのでびっくりしました。


【Doll☆Elements】エクレア~love is like a sweets~

次点:
サイレントマジョリティー / 欅坂46
READY GO! / 東京女子流

(補足)アイドルの楽曲に含めるか迷ってしまったもの:
Miracle Worker / Perfume
最&高 / きゃりーぱみゅぱみゅ

<インディーズ/地方アイドル楽曲部門>

ことしもRYUTistがあまりに良さすぎるのでどうしたものか悩みました…。

1位:Blue / RYUTist 3.0pts
昨年1位に入れた神話と並ぶ名曲。歌詞も最高です。
メロディーが難しいのにけっこう踊るので、ライブより音源のほうが良いというこの時代にあって珍しい曲。

2位:ウロコ雲とオリオン座 / つりビット 2.0pts
なぜか海だけじゃなくて空にも似合う曲が多いですね。
MVでは夏紀さんが手紙を渡すシーンがかわいすぎてもう…。

【公式】つりビット『ウロコ雲とオリオン座』MV Full ver.

3位:Morning Sun / 西恵利香 2.0pts
イントロからの爽快感がやみつき。

4位:金色の海と七色のDays / RYUTist 2.0pts
アルバムの最後を飾るのにふさわしいあたたかな曲。

5位:RELISH / Negicco 1.0pt
サビの不思議なメロディが印象的。

次点:
Sunsetガール / RYUTist
おさかな形キャンディー / つりビット

<アルバム部門>

1位:日本海夕日ライン / RYUTist 4.0pts

日本海夕日ライン

日本海夕日ライン

2年連続でこのクオリティのフルアルバムを出せるアイドル、さすが。

2位:LISTEN UP / 西恵利香 1.5pts

LISTEN UP

LISTEN UP

曲数は少なめですが、バリエーションがあって良いです。

3位:ティー・フォー・スリー / Negicco 0.5pts

ティー・フォー・スリー

ティー・フォー・スリー

もはや安定感というべきでしょうか。

次点:
U colorful / 上野優華
METAL RESISTANCE / Babymetal
REFLECTION / 東京女子流

こうしてみてみると、ほんとに聞いたことのある曲が限られてるんですよね今年…。

*1:別にどれも欅坂に固有のものだとは思えませんしね…それはただ単に「欅坂しか知らない」といっているのと同義に聞こえます

*2:昨年は私が申請すれば良かった説はある

*3:メジャーだからなのか分かりませんが、大きい箱で無理矢理にでもチケットをさばこうという姿勢がちょっと強すぎませんかね…

静電気のとどく範囲で

考えていても仕方がないので、℃-uteのツアーに行って、こういう生活ももう終わるんだと思えばすべてが楽しいのですが、それでもやっぱり感じることはいろいろあるのでした。いまから書くことは、イベントがあってもほかの予定を優先しているような、4月以来半年も握手すらしていない私みたいなファンが言うことじゃないとは思っています。

チームの規模感

でも、そう思わせてしまうこと自体が℃-uteというチームの最大限の大きさだったんでしょ?と思うんです。

ファンが増えるということは、1年に1度だけ見に来る人、アイドルのコンサートというハードルの高さに対して勇気を出して来てくれる人、ハロプロのしきたりを知らない人、そんな人たちをも相手にしていくということです。どんな曲にどんな思い入れがあるかとか、静かなのが好き賑やかなのが好き、もっと卑近なところでアイドルとはどうあるべきなのかという意見だって千差万別。

そういう大勢の個々人を相手にするには℃-uteはやっぱり不器用すぎたのでしょうか。

もう、℃-uteを好きでいてくれる全員が全員、毎日ブログを読んだりツイッターをフォローしたり、ライブがあれば半分くらいは来たり、イベントも行ける日はぜんぶ行ったり、というような人ではないのです。メンバー個々人の性格を熟知したうえでそれでも好きだと言っているわけではないのです。

たしかに、一挙一動、一つの発言、一つの報道がどういう影響力を持つのか、ということを考えるのは、まったく本質的ではないとは思います。しかしながら、そこをクリアしなければこれ以上大きくなれなかったというのも事実だと思います。本人たちにそのつもりがなかったとしても、現状は(いや、これまでも)、「いま現場に来ているファンのマジョリティ」が喜んでくれればOKというのが第一でありすべてなんですよね。

ほんとうは「℃-uteってかわいいですよね」「一度行ってみたいんです」って言ってくれてる人はたくさんいたんですよ?*1

チームの功罪

そんなわけで先日の大阪公演でも、「昼公演で(コールを)お願いしたら夜公演ではもうやってくれる、すばらしいファンの方たち」みたいなことを未だにやっているわけですが、なんで1日2公演見てるファンをメインに据えるんでしょうかね…それこそ最後だから書いてしまいますが、こういう発言をされると私はとても残念な気持ちになります。

team ℃-uteという合い言葉は、℃-uteのメンバースタッフそしてファンをつなぎ止める楔として、厳密には梅田えりかさんが卒業するときに、そして具体的には東日本大震災後のツアーファイナルから使い始められた言葉です。℃-uteが少数派だったころはこれがほんとうに機能していたと思うんです。多少の違いは気にせずファンはとにかく℃-uteのために頑張れた、と信じています。

いまなお、あのころの感覚でマジョリティのファンを相手にしているのだとは思います。だけど、たしかに一つひとつは100人ファンがいたら95人は納得できることなのかもしれませんけれど、それが10個もあれば100人中20人くらいはなにかしら納得できない部分が出てきてしまう、そういう状況になっている気がします。

そうじゃなくて、極端に言えば100人のうち40人が納得しなくても新たに良いなと思ってくれる人を100人を増やす、みたいなことをやっていかなければ、続かないんだと思うんです。そういう小さいようで大きい部分に最後まで届かなかったのかなぁと思う気持ちがどうしても、どうしても残ってしまう今日このごろです。

「じゃあなんであのときあんなこと言ったんだよ」とか「いい加減コール増やすのやめてくれ」とか言い出したらきりが無いんですが、ひとつだけどうしても。SHINESという曲は、私にとって特別な曲なのです。あの歌詞に何度も救われてきたし、そして、なっきぃって何度もコールできる数少ない曲なのです。それを悪気無く壊さないでくれよ…という思いはわりとあります。

よみがえる光景

それでもこんなMVを見れば思い出すのは、キッズを見たとき、そしてなっきぃと話したいろんなこと…。


℃-ute『愛はまるで静電気』(℃-ute[Love Is Like Static Electricity])(Promotion Edit)

いや、私だって幸せでしたよ。それはいまも変わらないです。ほんとうに。

*1:もちろんそういう人たちを実際に連れて行けなかった私にも責任はあるのだと思いますけれど

℃-uteは賽を投げなかった

先日、℃-uteの解散が発表されました。

まだ気持ちの整理はつきませんが、ハロコンBuono! Festaに℃-uteの日などとライブやイベントはどんどん行われていくので、何かしら書き残しておこうと思います。

12年は実質的に永遠

アイドルはスポーツ選手などの職種と一緒で、毎日が勝負の連続、来年には活動できなくなっているかもしれない、しかも年齢という逆らえない自然法則が存在する職業のひとつです。そのようななかで、多少のメンバーの変化はあれど2005年の結成からすでに12年目に突入しているというのは、もうそれはとてつもなく長い時間というか、時間という概念を超えて存在している永遠みたいなものです。

そんな長い期間にわたって℃-uteは多くのファンの夢を受け止め続けてくれました。理不尽な、あるいは制御できない状況のなかで不器用に戦い続けた℃-ute。アイドル冬の時代をしのぎ*1、アイドル戦国時代になお潜り*2ハロプロ内部ですら特別注目もされず*3、それでも気づけば多数のアイドルから尊敬される存在にまでなっていました。

そもそもアイドルが少なすぎる時代に、実力と無関係に大きすぎる期待を受けていた2007年の℃-ute。突然アイドルが増え始めた中で明らかに波に乗り遅れた2010年の℃-ute。ついに握手会を中心とする販売形態に舵を切った2012年の℃-ute。いろいろあったけれど、きっといつだってまっすぐでした。

裏付けなんてほんとうは何も無いけれど、だけど「℃-uteこそパフォーマンスが良い」とか「℃-uteこそバランスが良い」とか、必ずしもそうじゃないときも実はたくさんあったけれど、とにかく℃-uteが良いんだと信じることは救いでした。アイドルの売り方や曲や現場の雰囲気がどんどん変わっていっても、それがあまり望ましいものでないように思えても、「℃-uteなら将来的にこの現状を変えられる」と思えるグループでした。

私もそんな℃-uteに夢を託してきました。「こんなに理不尽でもこんなに前向きに頑張れるグループを見ると救われる」とか、ときには「だからこそもっと目立ってほしい」などと決してスター集団ではない彼女たちにスター性を求めることもありました。だから、これからも、自分が夢を追うとき、ずっと同じように夢を追ってくれると思っていました。自分が夢を追えないとき、それでも淡々と職人であるという側面を見せてくれ続けると思っていました。

でも、それもあと9ヶ月。

すべてが夢物語

ここまで話が大きくなったのは、すべては2002年6月30日、日韓ワールドカップ決勝が行われたあの日、ハロー!プロジェクトキッズ15人の合格が発表されたあの瞬間からです。小学生15人を採用する、しかもそのうち6人は低学年という暴挙。もうこんなことは二度と無いでしょう。スタートがそもそも半分冗談みたいな話だったのです。

だけど、単に若くからはじめたから長く続いたという話ではなくて、ちょっとずつ℃-uteなりに変化を続けていまに至っているのも事実です。だから、12年も続いた。だけど、さらに続けるにはまた変化が必要だった。そういうタイミングだったのかなと思います。変化は痛みを伴います。その先にそれなりの確率でもう少し大きい幸せがあると分かっていても、それでもリスクがあります。そんななかで、日々もがきながら前に進もうとしてきた期間を、間違いなく幸せだと思えるうちに終わりにする自由が、彼女たちにはあるはずです。

今回も、ハロプロを卒業してグループを続けるという選択肢があったわけですから、その勝負はできたと思います。そしてそれに挑まないのは勝負師としてはダメなんだと思いますが、優しい℃-uteらしいとも思います。そういえば、いまほど売れていなかった頃、私は「いまもしここで℃-uteが終わっても、ファンは素敵なグループがあったことを忘れない。それはそれで幸せ」などと言っていた気がします。結局そういうことなのかもしれません。


賽は投げられなかった

毎回のことですが、たとえばコンサートではフルコーラスでやってほしいとか、もう少し演出に凝ってほしいとか、グッズもオシャレにしてほしいとか、とにかく思うことはたくさんありました。そういうところをひとつずつ進化させていけば、℃-uteはまだまだ可能性のあるグループだと感じている人は少なくなかったと思います。でも、最後まで℃-uteというのは、いままでハロプロで行われなかったことを行う、ということをほとんどしないグループでした*4

あるいは、もっとほかのグループをぶっちぎる何かを見せつける、というようなことも苦手なグループでした。そういう機会がセッティングされればちゃんと圧倒できることはみんな知っていました。2013年の冬のハロコンモーニング娘。The 摩天楼ショーを歌ったり、2013年2月のバースデーイベントでモーニング娘。のHelp me!!を愛理と千聖の2人でやったり。見れば上手いな、と思うのだけれど、それを主張するのがあまりにも下手だったといえば、都合良くまとめすぎでしょうか。そうこうしているうちに後輩も育っていて、小田さくら宮本佳林の「悲しきヘブン」はすごかったし、この夏のハロコンなんて、もうどのグループも上手いんだなと思ってしまう状況*5

9月5日も℃-uteの日、という先日のコンサートはとても素敵でした。本気を出せば、シングルA面の43曲をある程度順番を考えながら並べて、武道館みたいな大きなステージで場位置の移動も込みで作り上げるという恐ろしいことができてしまうのです。「だったらふだんからやれば良いのに」「この労力こそ1回きりではなくてツアーみたいに何度もやるものに割くべきなのでは」と思いますが、最後に良いものが出てくるのはハロプロの様式美といったところでしょうか*6

どこかでもう一歩、もう半歩振り切ってしまえば別の世界があった気がしてなりません。


そして賽はしまわれる

℃-uteのメンバー5人はこの数年、℃-uteを続けていくことでいろいろな夢を叶えたいと言ってくれていました。たとえば2015年10月発売の月刊アイドル新聞10月号を見ると、

アイドルというと一般的に、だいたい二十歳ぐらいまでかな、みたいな思いがあると思うんです。アイドルはこうだみたいな考えを℃-uteが破りたい(矢島)

みんなでもっともっと力をつけて老若男女に好かれるアイドルになりたい(鈴木)

今は辞めることは考えられないです。後悔しそうだから。まだまだ続ける気満々です(萩原)

といった感じです。

ただ、去年の今頃は解散なんてまったく言っていなかったということは、そんなに不思議ではない気がしています。アイドルは「組織に所属しているので基本的には社員として働くけれど、外の世界では主に自分の実力で測られる」という仕事をしています。私もある意味でこのタイプの仕事をしているのですが、ある日突然風向きが変わって、一瞬にして当たり前が当たり前じゃなくなることが往々にしてあります。それは、発言が無責任だというようなことではなくて、みんなが実質的に自営業として動いて真剣に判断しているからだと思っています。

あらためて、中島早貴さん

解散発表当初の状況下で中島さんがコンスタントにブログを更新して前向きな文章を綴ることに対して「さすがなっきぃ」という声が上がりました。それはありがたいだろうし、仕方ないし、それが中島早貴さんが℃-uteで果たしてきた役割だと思います。

でも。

芸歴15年目とはいえ中島さんは22歳、現役で大学を卒業してもまだ社会人1年目という年齢です。それでいて、キッズ時代含めてハロプロで、℃-uteでエース的な役割を果たしてきたことはただの一度もない。℃-uteであることだけが自分の強みであると本人が言っていた人です。℃-uteのために動いてきた11年間、特にメンバーが5人になって以来のこの6年間、誰よりも℃-uteという看板があってこそ活躍できてきた人間であることは本人がいちばん分かっているのではないでしょうか。その看板を外す、しかも自分が抜けるのではなくぜんぶ閉じることが誰よりも不安なのは中島さん、それがなかなかうまく伝えられないのもまた中島さんなのではないでしょうか。

さすがなっきぃだ、という声に、私は少しだけ心を痛めています。それでも、ほかのメンバーのファンの方の心の拠り所になるのであれば、それが最後まで℃-ute中島早貴さんたるゆえんなのだとは思いますけれど。

ぼくらが旅に出る理由

遠くまで旅する恋人にあふれる幸せを祈るよ
ぼくらの住むこの世界では旅に出る理由があり
誰もみな手をふってしばし別れる
(ぼくらが旅に出る理由/小沢健二)*7

いまのところ、ライブやイベントが終わるたびに、初めて経験するような疲れに襲われています。でも、あと9ヶ月、最後まで適当にして最高なMC、どこまでもすさまじいステージ、まっすぐすぎる姿を見せてくれたらうれしいなと思います。そして、なによりも彼女たちの幸せを願っています。一人ひとりのこれからの人生で、これまでのように誰かから夢を託される人であってくれたらうれしいとも思います。5人は、おそらく当人が思っている以上にとってもすごくて、しかもまだまだ若い人たちなのですから。

*1:そもそも℃-uteがごたごたしていましたが、そうでなくともアイドル自体が目立てない時代でした

*2:PerfumeAKB48が冬の時代を終わらせ、2010年頃からアイドル戦国時代が到来したとき、ハロプロからその戦いに出向いたのはスマイレージでした。℃-uteは2012年のアイドルイベントへの出演が初の対外試合で、しかしそこでほかのグループを圧倒しすぎたのはいまとなっては有名な話

*3:最後までハロコンでは目立てないグループでしたね…

*4:ですから冬のハロコン出ないのが最大の驚きではあります

*5:率直に言って、歌はJuice=Juiceのほうが上手いですし、ダンスももっと本格的にダンス経験のあるメンバーが増えてきました。もちろんそういう技量以外の部分を含めてみれば℃-uteはさすがなのですが

*6:ほかにも卒業するメンバーにはクオリティの高いソロ曲のMVが製作される、など。これもふだんからやれば良いと思うのですが

*7:この曲が収録されているLIFEという名盤がリリースされたのが1994年、まさに中島さん・鈴木さん・岡井さんが生まれた年ですね

Juice=Juiceの「如雨露」をライブで見た話

事の発端

きのう8月18日、Juice=Juiceの甲府公演に行ってきました。そこで初めて聞いた「如雨露」という曲がとても良かったのでブログを書きたいと思いました。

私がJuice=Juiceのライブに行くのは5月14日の三郷市文化会館以来の3ヶ月ぶり(上のツイートは間違い)。11月7日の武道館公演が決まってから初めて見ますし*1、10月に新曲が出るのもきのう知りました*2。さいきん仕事もまあまあ忙しく、ブログもハロステもGirls Liveも見てないのでまったく新しい情報が手に入りません*3

如雨露との出会い

それで、きのうのライブの話。私好みの小さめのライブハウスでメンバーも近く*4、とても楽しく見ていたら4曲目で初めて聞く曲が流れはじめました。後にこれが「如雨露」という曲であることを知るのですが、ともあれ曲はサビらしきところにさしかかります。

目の前の台に高木紗友希さんが立って歌うことには

君はひとりなんかじゃない
だって私がここにいるじゃない

このワンフレーズ、メロディー、振り付けのセットですべてを持っていかれました。

実際のところ、私はひとりでも生きていける(あるいは生きていくしかない)とは思っているけれど、そこの議論は避けて、「ひとりなんかじゃない」「だって私がここにいる」ですからね。それをステージで5人が歌う意味合いが私はとても好きです。「そうかもしれないな」って思えることがアイドルの力だと信じています。

Juice=Juiceという立ち位置

この曲、冷静に考えればJuice=Juice比でいえばふつうの曲だと思うんです*5。でも、曲との出会いってそういうことじゃない面はあって、ほんとうに映像も音源も聞いたことがない状態で、きのうの小さいライブハウスで目の前で紗友希さんがああ歌ってた、それが私にはとても嬉しかったのです。そこにはたしかに私にとっての救いがあった。

もしかすると、この曲の歌詞は、病気でグループを辞めようと考え、でも続けていく決心をした金澤朋子さんのことが念頭にあるのかもしれない。それならそれで素敵だと思います。でも、私にとってはそれとは関係なく良い曲でした。それはJuice=Juiceがきちんとライブをやってくれていて、同じ空間できのう見ることができたからなんですよね。

あるいは、ハロプロに新しいグループがたくさんできるなかで、すでに中堅どころになったJ=Jの活動状況は、たとえばCDリリースという意味では低調かもしれません。でもそれも、この曲と出会う瞬間にはどうでも良いことで、あの空間に確かに幸せがあったのです。ライブをきちんとやってくれるアイドルを応援したいです。

補足というか蛇足というか余談

曲名からなにからなにも分からなかったので調べていまここに至っています。

  • 作詞は児玉雨子さん。さすが。
  • 初披露は5/20(!)の吉祥寺。私が最後にライブに行った6日後なんですね…
  • そりゃ周りのファンのみなさんはすっかり知ってる曲を聞くような顔してるわけだ*6

ということはここまで書いたような話はもういろんなファンが1万回くらいしてるのでは、と思いますが、まあでも新曲があるという情報すら知らず、ほんとうに初めての状態で見られたからこそきのうの出会いがあったと思います。情報についていけてなくても幸せなことがたまにあるのです。

  • ちなみに案の定ハロステでも公開されていました。


こぶし新曲MV公開!カントリーツアー、J=J新曲/日本語、上國料ボイトレ、小片ヘアアレンジ MC:勝田里奈・羽賀朱音【ハロ!ステ#176】

ちなみに、J=Jだと紗友希さんだけ振りが遅れることがわりとあると思うんですが、この映像の紗友希さんはちょっとさすがに…(笑)きのうはこんなことなかったですけど。

*1:11月8日のアプガの武道館が決まった時点でそれがJJのために取ってあった日だと思ってました…

*2:だからきのうは新曲3曲+如雨露であわせて4曲も初めて聞く曲がありました

*3:以前は単に「女子流に/ドロシーにシフトしてるだけ」でしたが、いまはそういうわけでもなくほんとうに手が回りません

*4:余談ですが、ライブハウスは見にくくて当たり前だと思うんですよね。熱心なファンがペンライト振り回してて危ないと思うことも多いです。それでもよく見えなくても楽しい、ライブハウスはやっぱり良いな、と思えるかどうかは、(一定程度のファンのマナーがあれば)ステージ側の問題だと私は思います。Juice=Juiceなら何度でも行きたいと思います

*5:かつての松浦亜弥さんと同様に、いわゆるハズレ曲が極端に少ないグループですよね

*6:きのうは冗談じゃなくて「もしかしたら自分が知らないだけでハロプロ曲のカバーだろうか、しかし過去のハロプロ曲なら一度も聞いたことがないとは思えないのだが…」なんて思ってました

アイドル楽曲大賞2015インディーズ/地方アイドル楽曲部門のトピック分析

インディーズ/地方アイドル楽曲部門は、統計的に分析することはできても、その結果を解釈する知識を持ち合わせていないので、ためらいがあったのですが、せっかくのお正月なので手を出してみました。先に公開したメジャーアイドル楽曲部門とあわせてお楽しみください。

方法

再掲ですので2回目以降の方は飛ばしてください。いちおう書いておきます。

  • ダーツの的がいくつか(今回は10個)ならんでいる
  • それぞれのダーツの的にいろいろな当たりやすさ(面積)で曲が書いてある
  • 「毎回好きな的を選んで投げて」「当たった曲に0.5ポイント投票する」
  • これを20回繰り返す
  • これを全投票者が行った結果が、投票結果

的をどんな風に分けるかの方針があるわけではなく、投票結果だけをもとに、(1)的にどんな曲がどのくらいの幅で並んでいるか、(2)それぞれの的がどのくらい選ばれるか―の2点を統計的に推定しています*1。詳しくは過去の記事をご覧ください。ultramarine.hatenadiary.jp

結果

まずインディーズ/地方アイドル楽曲部門の順位を確認したうえで以下をご覧ください。1位はわーすた、2位はBiSH、3位はRYUTistというのが今年の結果です。このような結果の背後にある曲の系統、あるいは分類を知るために、的を推定します。

とはいうものの、推定された的が何を示唆していると考えるかは解釈次第です。冒頭に書いたとおり私にはこれを解釈する知識が不足していますので、今回は事実ベースおよび単なる感想で記述したいと思います。何か面白い観点がありましたらコメントなりなんなりいただければ幸いです。

曲の分類

以下では、それぞれの的に投げた場合に当たりやすい上位10曲を示しています。的4や的10がきちんと出てきたのは面白いところだと思います。

<的1>

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主に丸山夏鈴さん・Ta-colors・ハコイリ♡ムスメで構成されています。

<的2>

f:id:umrn:20160102201627p:plain
エレクトリックリボン・水戸ご当地アイドル(仮)・FRUITPOCHETTE・デスラビッツ・DIANNA☆SWEET・こけぴよという構成。私自身が見たことのある範囲で、フルポシェとDIANNA☆SWEETが同じ的にあるのは納得でしょうか*2

<的3>

f:id:umrn:20160102202051p:plain
圧倒的わーすたの的。amiinaや3776もここに入っています。

<的4>

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AnimadollやFaint★Starを中心とした的。この2組は上位20曲に入っていないので、こういう的があることが分かるのはすごく大切だと思います。MilkShakeに西恵利香といったあたりも。大人っぽい系統の的ですかね。

<的5>

f:id:umrn:20160102202634p:plain
選ばれた回数が最多でもありちょっと雑多な的ではありますが、ベルハー、BiSH、おやホロ、ゆるめるモ!といったあたりが並びます。

<的6>

f:id:umrn:20160102202742p:plain
BiSHと大阪☆春夏秋冬が比較的大きな割合を占めています。

<的7>

f:id:umrn:20160102202853p:plain
RYUTistとMaison book girlが共存する的です。そんなにファン層重なってるんでしょうか、でも意外とそうなのかも?

<的8>

f:id:umrn:20160102203006p:plain
虹コンの的ですね。ほかにSTEREO JAPANやPassCodeが入っています。

<的9>

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Chelipの的にはちきんガールズなどが共存している様子。

<的10>

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amiina、sora tob sakanaPeach sugar snow、Hauptharmonie、KOTOなどと並ぶ、ちょっとふわふわした感じの楽曲群でしょうか。

曲の支持層

上位20曲がどの的を選んだうえで投票されたかを示したグラフです。
f:id:umrn:20160102203335p:plain

これを見ると、ChelipBELLRING少女ハート・丸山夏鈴さんの3組は特定の層からの支持が厚いということが分かります。一方で、BiSHは的6とベルハーが占める的5との2つの層から、わーすた・からっと☆・3776は3つの層から支持されていると言うことが分かります。またRYUTist西恵利香さんのようにかなり多くの層からばらばらと支持を集めている場合もあります。一言で言うと、複数の文脈で支持を集めたグループが最後に票を伸ばしています。

ただ、その的の組み合わせはグループによって違うので、ここにグループ間のファンの掛け持ち傾向がよく表れているのではないでしょうか。「○○さんは△△でも見かけるけど◆◆では見かけない」みたいなことって現場では良くありますよね。それは、△△の曲を支持していることは一緒でも、ふだん所属している的が違うので、◆◆は○○さんの的にはないということです。そのとき、○○さんは◆◆ではなくて★★みたいな別の現場にいるわけです*3

感想

さすがに知らない曲が多すぎたので、いちおういくつかは聞いてみました。意外と「このアイドルが好きならこのアイドルも好きなんじゃない?」みたいな推薦システムとしてこの的が使えることに気づきました。ちょっと精度悪そうですが、そもそも統計的にもいわゆる推薦システムとだいたい同じことを行っているわけですしね。

*1:最近流行っているベイズ統計というやつです

*2:「見たこと」だけならすべて見たことはあるはずですが、同系統かと言われるとよく分からないです…

*3:もちろん厳密には、○○さん自身が確率的に複数の的を行ったり来たりするという推定なので、こういうまとめ方は雑ですが

トピックモデルによるアイドル楽曲大賞2015の分析

アイドル楽曲大賞2015の結果が全部公開されたので、さっそくトピックモデルに放り込んでみました。

方法

簡単にまとめると、

  • ダーツの的がいくつか(今回は10個)ならんでいる
  • それぞれのダーツの的にいろいろな当たりやすさ(面積)で曲が書いてある
  • 「好きな的を選んで」「1本投げて」「当たった曲に0.5ポイント投票する」
  • これを20回繰り返す
  • これを全投票者が行った結果が、投票結果

大切なのは、的があらかじめ決まっているのではなくて、投票結果だけをもとに、的がどんなものであったのかを統計的に推定するというところです。詳しくは過去の記事をご覧ください。ultramarine.hatenadiary.jp


結果

楽曲大賞の順位は、Negiccoのワンツーフィニッシュとなっています。僅差の3位にアイドルネッサンス。投票者1232人×20本で24640本の矢が的に向かって投げられたことになります。

今回の順位に直結することだけ先にまとめておきます。

推定された的

10個を順に示します。大事なことなのでもう一度書きますが、このときに「どんな的に分類してほしいか」という指定はまったく行っていません。統計的に勝手に分類されてきた結果です。

<的1>選ばれた回数:3235回

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全体の上位にある曲がそのまま入っているという、いわばオールマイティーな的ですが、でんぱ組.inc清竜人25も、Negiccoやアイドルネッサンスとの親和性が高いということを示唆しています。

<的2>選ばれた回数:1912回

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さくら学院/武藤彩未/BABYMETAL、Perfume東京パフォーマンスドールというネーミングは難しいですが腑に落ちる的。

<的3>選ばれた回数:2251回

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Dorothy Little Happy、callmeを中心とする的*1。ここにもアイドルネッサンスNegiccoが割り込んでいることが見て取れます。1位のねぇバーディアではなく2位の光のシュプールのほうが割り込んでいるのが興味深いところでしょうか。

<的4>選ばれた回数:2347回

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ゆっふぃーとベビレが固まるものの上位3曲はそれらではないという的ですが、これも何となくイメージはつかめそうです。的3には光のシュプールが紛れていましたが、こちらにはねぇバーディアが紛れています*2

<的5>選ばれた回数:3043回

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圧倒的Negiccoの的。他の的にも紛れ込んでいるけれど、元々の支持層みたいなところに大きな的を持っているというのが、2015年のNegiccoの圧勝を良く表しています。同じところにEspecia、WHY@DOLLという面々。

<的6>選ばれた回数:1818回

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いまだ健在、ハロプロの的です。的の中の上位10曲が占める割合も大きめ。コレをどう考えるかは難しいところです*3

<的7>選ばれた回数:3106回

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エビ中の的ですね。しかしここでも1位に割り込んでいるNegiccoどんだけ強いのかと。

<的8>選ばれた回数:2118回

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圧倒的アイドルネッサンスの的。3位4位を占めた勢いはダテじゃありません。この的8と的5との選ばれた回数の差がそのまま順位に反映されているということでもあります。

<的9>選ばれた回数:2252回

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ミライスカートと乃木坂の的であると推定結果は主張します。みなさんに納得していただけるかは分からないです。まぁ、結果を信頼するなら、たとえば「ナモナイオト」は「命は美しい」っぽくもあるんじゃないですかね*4

<的10>選ばれた回数:2558回

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48系(AKB48/SKE48/HKT48)とiDOL Street系(SUPER☆GiRLS/Cheeky Parade/GEM)とが一緒になった的です。48系の的にアイスト勢が加わってきた*5という状況は、昨今の情勢からすれば納得できるのではないかと思います。

2013年の結果との比較

上位の曲の選ばれ方

上位の曲がどの的を選んだうえで投票されたかを示したグラフです。一目瞭然ですが、2013年と違ってどの曲も多くの的を経由して投票されています。
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以下が2013年。

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トピックモデルでアイドル楽曲大賞2013の結果から「イイキョク」を分類してみた - 無番地

また、それぞれの的で特定の曲が占める割合も小さくなりました。つまり、円グラフのothersの面積が増えました。これらのことは、投票者が聞く曲が多様になっているということを示唆しています。いろいろな的をまたがって曲を聞くような人が増えてきている(もしくはそれ以外の投票者が減っている)のだと思われます。

的同士の比較

以下のような変化がありました。

2013年 説明 2015年 説明 備考
的1 ハロプロ 的6 ハロプロ 変わらず
的2 48/46系 的9
的10
的9:ミラスカ/乃木坂
的10:48/アイスト
分離統合?
的3 Negicco/女子流/ライムベリー 的5 Negicco/Especia/WHY@DOLL いわゆる楽曲派?
的4 BiS/でんぱ組/さ学 的2
的1
的2:さ学/Perfume
的1:でんぱ組/清竜人25/オールマイティー
さ学系とでんぱ系で若干分離?
的5 エビ中/ももクロ 的7 エビ中 単独でひとつの的
的6 AKB48 的10 48/アイスト ラッパ練習中の的でしたからね…
的7 - - 的1/2/4あたりに分散?
的8 - - 的1/2/4あたりに分散?
的9 Dorothy/ひめキュン 的3 Dorothy/callme ひめキュン勢はどこに分散したのだろう…
的10 SKE48 的10 48/アイスト ツムラブ!の的でしたからね…
- - 的4 ゆっふぃー/ベビレ 新しい的(?)
- - 的8 アイドルネッサンス 新しい的

※2013年の結果はこちら。
ultramarine.hatenadiary.jp

気になる点としては、

  • 48/46系の的が3個から1個*6に減少
  • アイストと48系でひとつの的
  • ハロプロの箱庭感
    • 結局「大型グループ」を聞く人とそれ以外を聞く人はかなり強く分かれているのかもしれません。
  • 乃木坂が48系ではない的に移動
    • この結果だけで言うのは適切ではありませんが、現状で乃木坂のほうが幅広い支持を得ているのだとは思います*7
    • これが、たとえば、同じ乃木坂でも「あらかじめ語られるロマンス」みたいな曲が上位にランクインしてくるようになると、もう少し的の様相にも変化があるんじゃないかと想像します。
  • いわゆる楽曲派の的が、Negicco/東京女子流/ライムベリーからNegicco/Especia/WHY@DOLLに変化
  • 女子流はドロシーの的に統合されていて、ドロシーの的にあったひめキュンが分散している印象
  • アイドルネッサンスの的が登場
    • これらを無理に楽曲派などと呼ぶ必要は無いので、もはや「楽曲派」は死語なのかも?

などでしょうか。

チラ裏

  • 分析にあたって、ウェブサイトの情報をスクレイピングしてデータセットを作成していますが、コレが実は結構大変です(笑)
    • まあ、データベースをいただけないか伺えば良いのでしょうけれど…
  • 一連の分析における問題点として、以下があります。
    • 投票は(4曲以下でも6曲以上でもなく)5曲という制約が組み込まれていない(1曲以上・無限曲に投票可能という想定でモデルを推定している)
    • 投票は(9.5ポイント以下でも10.5ポイント以上でもなく)10ポイントという制約が組み込まれていない(0.5ポイント以上・無限ポイントを投票可能という想定でモデルを推定している)
  • このような「制約条件(具体的には定数和出現数・定数和単語数)付きトピックモデル(?)」についてご存じの方は、ぜひご連絡いただけますと幸いです*8
  • 2013年の結果だけ見るとLatent Dirichlet Allocationのトピックモデルじゃなくて単純なUnigram Mixtures*9でも良いんじゃないかと思っていましたが、2015年をやってみるとやはりトピックモデルが良さそうです*10

*1:こうやって書くと切ないですね…少なくとも楽曲大賞という文脈では、いまもドロシーとcallmeは一緒なのです

*2:裏付けはありませんが直感的にはこれも理解できる…?

*3:投票者のバイアスなのか、それとも本当にこれらのグループはハロプロファンがいなければやっていけないのか…

*4:やっぱ無理矢理かな…

*5:むしろアイストの的に48系が同居しているというのが正しい表現か

*6:的9と的10で0.5個ずつというイメージ

*7:実感には合うかと

*8:実社会での応用可能性も高いと思っています

*9:今回の例で単純にいうと、まず的を1つ選んで、その的に矢を20本投げ続けるという制約を入れて的を推定するモデル

*10:推定結果を見ても、2つ以上の的に投げ分ける人が2013年よりも多いです