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無番地

趣味のこととか。

アイドル楽曲大賞2015インディーズ/地方アイドル楽曲部門のトピック分析

インディーズ/地方アイドル楽曲部門は、統計的に分析することはできても、その結果を解釈する知識を持ち合わせていないので、ためらいがあったのですが、せっかくのお正月なので手を出してみました。先に公開したメジャーアイドル楽曲部門とあわせてお楽しみください。

方法

再掲ですので2回目以降の方は飛ばしてください。いちおう書いておきます。

  • ダーツの的がいくつか(今回は10個)ならんでいる
  • それぞれのダーツの的にいろいろな当たりやすさ(面積)で曲が書いてある
  • 「毎回好きな的を選んで投げて」「当たった曲に0.5ポイント投票する」
  • これを20回繰り返す
  • これを全投票者が行った結果が、投票結果

的をどんな風に分けるかの方針があるわけではなく、投票結果だけをもとに、(1)的にどんな曲がどのくらいの幅で並んでいるか、(2)それぞれの的がどのくらい選ばれるか―の2点を統計的に推定しています*1。詳しくは過去の記事をご覧ください。ultramarine.hatenadiary.jp

結果

まずインディーズ/地方アイドル楽曲部門の順位を確認したうえで以下をご覧ください。1位はわーすた、2位はBiSH、3位はRYUTistというのが今年の結果です。このような結果の背後にある曲の系統、あるいは分類を知るために、的を推定します。

とはいうものの、推定された的が何を示唆していると考えるかは解釈次第です。冒頭に書いたとおり私にはこれを解釈する知識が不足していますので、今回は事実ベースおよび単なる感想で記述したいと思います。何か面白い観点がありましたらコメントなりなんなりいただければ幸いです。

曲の分類

以下では、それぞれの的に投げた場合に当たりやすい上位10曲を示しています。的4や的10がきちんと出てきたのは面白いところだと思います。

<的1>

f:id:umrn:20160102201245p:plain
主に丸山夏鈴さん・Ta-colors・ハコイリ♡ムスメで構成されています。

<的2>

f:id:umrn:20160102201627p:plain
エレクトリックリボン・水戸ご当地アイドル(仮)・FRUITPOCHETTE・デスラビッツ・DIANNA☆SWEET・こけぴよという構成。私自身が見たことのある範囲で、フルポシェとDIANNA☆SWEETが同じ的にあるのは納得でしょうか*2

<的3>

f:id:umrn:20160102202051p:plain
圧倒的わーすたの的。amiinaや3776もここに入っています。

<的4>

f:id:umrn:20160102202125p:plain
AnimadollやFaint★Starを中心とした的。この2組は上位20曲に入っていないので、こういう的があることが分かるのはすごく大切だと思います。MilkShakeに西恵利香といったあたりも。大人っぽい系統の的ですかね。

<的5>

f:id:umrn:20160102202634p:plain
選ばれた回数が最多でもありちょっと雑多な的ではありますが、ベルハー、BiSH、おやホロ、ゆるめるモ!といったあたりが並びます。

<的6>

f:id:umrn:20160102202742p:plain
BiSHと大阪☆春夏秋冬が比較的大きな割合を占めています。

<的7>

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RYUTistとMaison book girlが共存する的です。そんなにファン層重なってるんでしょうか、でも意外とそうなのかも?

<的8>

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虹コンの的ですね。ほかにSTEREO JAPANやPassCodeが入っています。

<的9>

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Chelipの的にはちきんガールズなどが共存している様子。

<的10>

f:id:umrn:20160102203150p:plain
amiina、sora tob sakanaPeach sugar snow、Hauptharmonie、KOTOなどと並ぶ、ちょっとふわふわした感じの楽曲群でしょうか。

曲の支持層

上位20曲がどの的を選んだうえで投票されたかを示したグラフです。
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これを見ると、ChelipBELLRING少女ハート・丸山夏鈴さんの3組は特定の層からの支持が厚いということが分かります。一方で、BiSHは的6とベルハーが占める的5との2つの層から、わーすた・からっと☆・3776は3つの層から支持されていると言うことが分かります。またRYUTist西恵利香さんのようにかなり多くの層からばらばらと支持を集めている場合もあります。一言で言うと、複数の文脈で支持を集めたグループが最後に票を伸ばしています。

ただ、その的の組み合わせはグループによって違うので、ここにグループ間のファンの掛け持ち傾向がよく表れているのではないでしょうか。「○○さんは△△でも見かけるけど◆◆では見かけない」みたいなことって現場では良くありますよね。それは、△△の曲を支持していることは一緒でも、ふだん所属している的が違うので、◆◆は○○さんの的にはないということです。そのとき、○○さんは◆◆ではなくて★★みたいな別の現場にいるわけです*3

感想

さすがに知らない曲が多すぎたので、いちおういくつかは聞いてみました。意外と「このアイドルが好きならこのアイドルも好きなんじゃない?」みたいな推薦システムとしてこの的が使えることに気づきました。ちょっと精度悪そうですが、そもそも統計的にもいわゆる推薦システムとだいたい同じことを行っているわけですしね。

*1:最近流行っているベイズ統計というやつです

*2:「見たこと」だけならすべて見たことはあるはずですが、同系統かと言われるとよく分からないです…

*3:もちろん厳密には、○○さん自身が確率的に複数の的を行ったり来たりするという推定なので、こういうまとめ方は雑ですが