Juice=Juiceの「如雨露」をライブで見た話
事の発端
きのう8月18日、Juice=Juiceの甲府公演に行ってきました。そこで初めて聞いた「如雨露」という曲がとても良かったのでブログを書きたいと思いました。
4ヶ月ぶりにJJのライブに行ったら、なんか知らない曲がたくさんあったんだけど、4曲目のアレなに名曲すぎてふつうに泣く。
— ultramarine (@umarine) 2016年8月18日
(ハロステとかで流れてるんだと思うので見ていないことがバレバレな発言)
私がJuice=Juiceのライブに行くのは5月14日の三郷市文化会館以来の3ヶ月ぶり(上のツイートは間違い)。11月7日の武道館公演が決まってから初めて見ますし*1、10月に新曲が出るのもきのう知りました*2。さいきん仕事もまあまあ忙しく、ブログもハロステもGirls Liveも見てないのでまったく新しい情報が手に入りません*3。
如雨露との出会い
それで、きのうのライブの話。私好みの小さめのライブハウスでメンバーも近く*4、とても楽しく見ていたら4曲目で初めて聞く曲が流れはじめました。後にこれが「如雨露」という曲であることを知るのですが、ともあれ曲はサビらしきところにさしかかります。
目の前の台に高木紗友希さんが立って歌うことには
君はひとりなんかじゃない
だって私がここにいるじゃない
このワンフレーズ、メロディー、振り付けのセットですべてを持っていかれました。
実際のところ、私はひとりでも生きていける(あるいは生きていくしかない)とは思っているけれど、そこの議論は避けて、「ひとりなんかじゃない」「だって私がここにいる」ですからね。それをステージで5人が歌う意味合いが私はとても好きです。「そうかもしれないな」って思えることがアイドルの力だと信じています。
Juice=Juiceという立ち位置
この曲、冷静に考えればJuice=Juice比でいえばふつうの曲だと思うんです*5。でも、曲との出会いってそういうことじゃない面はあって、ほんとうに映像も音源も聞いたことがない状態で、きのうの小さいライブハウスで目の前で紗友希さんがああ歌ってた、それが私にはとても嬉しかったのです。そこにはたしかに私にとっての救いがあった。
もしかすると、この曲の歌詞は、病気でグループを辞めようと考え、でも続けていく決心をした金澤朋子さんのことが念頭にあるのかもしれない。それならそれで素敵だと思います。でも、私にとってはそれとは関係なく良い曲でした。それはJuice=Juiceがきちんとライブをやってくれていて、同じ空間できのう見ることができたからなんですよね。
あるいは、ハロプロに新しいグループがたくさんできるなかで、すでに中堅どころになったJ=Jの活動状況は、たとえばCDリリースという意味では低調かもしれません。でもそれも、この曲と出会う瞬間にはどうでも良いことで、あの空間に確かに幸せがあったのです。ライブをきちんとやってくれるアイドルを応援したいです。
補足というか蛇足というか余談
曲名からなにからなにも分からなかったので調べていまここに至っています。
- 作詞は児玉雨子さん。さすが。
- 初披露は5/20(!)の吉祥寺。私が最後にライブに行った6日後なんですね…
- そりゃ周りのファンのみなさんはすっかり知ってる曲を聞くような顔してるわけだ*6
ということはここまで書いたような話はもういろんなファンが1万回くらいしてるのでは、と思いますが、まあでも新曲があるという情報すら知らず、ほんとうに初めての状態で見られたからこそきのうの出会いがあったと思います。情報についていけてなくても幸せなことがたまにあるのです。
- ちなみに案の定ハロステでも公開されていました。
こぶし新曲MV公開!カントリーツアー、J=J新曲/日本語、上國料ボイトレ、小片ヘアアレンジ MC:勝田里奈・羽賀朱音【ハロ!ステ#176】
ちなみに、J=Jだと紗友希さんだけ振りが遅れることがわりとあると思うんですが、この映像の紗友希さんはちょっとさすがに…(笑)きのうはこんなことなかったですけど。
*1:11月8日のアプガの武道館が決まった時点でそれがJJのために取ってあった日だと思ってました…
*2:だからきのうは新曲3曲+如雨露であわせて4曲も初めて聞く曲がありました
*3:以前は単に「女子流に/ドロシーにシフトしてるだけ」でしたが、いまはそういうわけでもなくほんとうに手が回りません
*4:余談ですが、ライブハウスは見にくくて当たり前だと思うんですよね。熱心なファンがペンライト振り回してて危ないと思うことも多いです。それでもよく見えなくても楽しい、ライブハウスはやっぱり良いな、と思えるかどうかは、(一定程度のファンのマナーがあれば)ステージ側の問題だと私は思います。Juice=Juiceなら何度でも行きたいと思います
*5:かつての松浦亜弥さんと同様に、いわゆるハズレ曲が極端に少ないグループですよね
*6:きのうは冗談じゃなくて「もしかしたら自分が知らないだけでハロプロ曲のカバーだろうか、しかし過去のハロプロ曲なら一度も聞いたことがないとは思えないのだが…」なんて思ってました
アイドル楽曲大賞2015インディーズ/地方アイドル楽曲部門のトピック分析
インディーズ/地方アイドル楽曲部門は、統計的に分析することはできても、その結果を解釈する知識を持ち合わせていないので、ためらいがあったのですが、せっかくのお正月なので手を出してみました。先に公開したメジャーアイドル楽曲部門とあわせてお楽しみください。
方法
再掲ですので2回目以降の方は飛ばしてください。いちおう書いておきます。
- ダーツの的がいくつか(今回は10個)ならんでいる
- それぞれのダーツの的にいろいろな当たりやすさ(面積)で曲が書いてある
- 「毎回好きな的を選んで投げて」「当たった曲に0.5ポイント投票する」
- これを20回繰り返す
- これを全投票者が行った結果が、投票結果
的をどんな風に分けるかの方針があるわけではなく、投票結果だけをもとに、(1)的にどんな曲がどのくらいの幅で並んでいるか、(2)それぞれの的がどのくらい選ばれるか―の2点を統計的に推定しています*1。詳しくは過去の記事をご覧ください。ultramarine.hatenadiary.jp
結果
まずインディーズ/地方アイドル楽曲部門の順位を確認したうえで以下をご覧ください。1位はわーすた、2位はBiSH、3位はRYUTistというのが今年の結果です。このような結果の背後にある曲の系統、あるいは分類を知るために、的を推定します。
とはいうものの、推定された的が何を示唆していると考えるかは解釈次第です。冒頭に書いたとおり私にはこれを解釈する知識が不足していますので、今回は事実ベースおよび単なる感想で記述したいと思います。何か面白い観点がありましたらコメントなりなんなりいただければ幸いです。
曲の分類
以下では、それぞれの的に投げた場合に当たりやすい上位10曲を示しています。的4や的10がきちんと出てきたのは面白いところだと思います。
<的1>
主に丸山夏鈴さん・Ta-colors・ハコイリ♡ムスメで構成されています。
<的2>
エレクトリックリボン・水戸ご当地アイドル(仮)・FRUITPOCHETTE・デスラビッツ・DIANNA☆SWEET・こけぴよという構成。私自身が見たことのある範囲で、フルポシェとDIANNA☆SWEETが同じ的にあるのは納得でしょうか*2。
<的3>
圧倒的わーすたの的。amiinaや3776もここに入っています。
<的4>
AnimadollやFaint★Starを中心とした的。この2組は上位20曲に入っていないので、こういう的があることが分かるのはすごく大切だと思います。MilkShakeに西恵利香といったあたりも。大人っぽい系統の的ですかね。
<的5>
選ばれた回数が最多でもありちょっと雑多な的ではありますが、ベルハー、BiSH、おやホロ、ゆるめるモ!といったあたりが並びます。
<的6>
BiSHと大阪☆春夏秋冬が比較的大きな割合を占めています。
<的8>
虹コンの的ですね。ほかにSTEREO JAPANやPassCodeが入っています。
曲の支持層
上位20曲がどの的を選んだうえで投票されたかを示したグラフです。
これを見ると、Chelip・BELLRING少女ハート・丸山夏鈴さんの3組は特定の層からの支持が厚いということが分かります。一方で、BiSHは的6とベルハーが占める的5との2つの層から、わーすた・からっと☆・3776は3つの層から支持されていると言うことが分かります。またRYUTistや西恵利香さんのようにかなり多くの層からばらばらと支持を集めている場合もあります。一言で言うと、複数の文脈で支持を集めたグループが最後に票を伸ばしています。
ただ、その的の組み合わせはグループによって違うので、ここにグループ間のファンの掛け持ち傾向がよく表れているのではないでしょうか。「○○さんは△△でも見かけるけど◆◆では見かけない」みたいなことって現場では良くありますよね。それは、△△の曲を支持していることは一緒でも、ふだん所属している的が違うので、◆◆は○○さんの的にはないということです。そのとき、○○さんは◆◆ではなくて★★みたいな別の現場にいるわけです*3。
感想
さすがに知らない曲が多すぎたので、いちおういくつかは聞いてみました。意外と「このアイドルが好きならこのアイドルも好きなんじゃない?」みたいな推薦システムとしてこの的が使えることに気づきました。ちょっと精度悪そうですが、そもそも統計的にもいわゆる推薦システムとだいたい同じことを行っているわけですしね。
トピックモデルによるアイドル楽曲大賞2015の分析
アイドル楽曲大賞2015の結果が全部公開されたので、さっそくトピックモデルに放り込んでみました。
方法
簡単にまとめると、
- ダーツの的がいくつか(今回は10個)ならんでいる
- それぞれのダーツの的にいろいろな当たりやすさ(面積)で曲が書いてある
- 「好きな的を選んで」「1本投げて」「当たった曲に0.5ポイント投票する」
- これを20回繰り返す
- これを全投票者が行った結果が、投票結果
大切なのは、的があらかじめ決まっているのではなくて、投票結果だけをもとに、的がどんなものであったのかを統計的に推定するというところです。詳しくは過去の記事をご覧ください。ultramarine.hatenadiary.jp
結果
楽曲大賞の順位は、Negiccoのワンツーフィニッシュとなっています。僅差の3位にアイドルネッサンス。投票者1232人×20本で24640本の矢が的に向かって投げられたことになります。
今回の順位に直結することだけ先にまとめておきます。
- 1位・2位のNegiccoは単独で1つの的を持っているうえに、複数のアイドルが共存する的でも上位を占めていて、結果的に多数の得票を得た
- 3位・4位のアイドルネッサンスも単独で1つの的を持っているうえに他の的にも紛れ込んでいる
- 5位のアップアップガールズ(仮)は根強いハロプロ層からの支持に他の的の得票を積みあげた
- 6位の私立恵比寿中学、10位のEspeciaも特定の層からの支持が厚い
- 7位のlyrical school、8位のずんねfrom JC-WC、9位のベイビーレイズJAPANはどちらかというと複数層からの支持。リリスクは特に顕著。
推定された的
10個を順に示します。大事なことなのでもう一度書きますが、このときに「どんな的に分類してほしいか」という指定はまったく行っていません。統計的に勝手に分類されてきた結果です。
<的1>選ばれた回数:3235回
全体の上位にある曲がそのまま入っているという、いわばオールマイティーな的ですが、でんぱ組.incや清竜人25も、Negiccoやアイドルネッサンスとの親和性が高いということを示唆しています。
<的2>選ばれた回数:1912回
さくら学院/武藤彩未/BABYMETAL、Perfume、東京パフォーマンスドールというネーミングは難しいですが腑に落ちる的。
<的3>選ばれた回数:2251回
Dorothy Little Happy、callmeを中心とする的*1。ここにもアイドルネッサンス、Negiccoが割り込んでいることが見て取れます。1位のねぇバーディアではなく2位の光のシュプールのほうが割り込んでいるのが興味深いところでしょうか。
<的4>選ばれた回数:2347回
ゆっふぃーとベビレが固まるものの上位3曲はそれらではないという的ですが、これも何となくイメージはつかめそうです。的3には光のシュプールが紛れていましたが、こちらにはねぇバーディアが紛れています*2。
<的5>選ばれた回数:3043回
圧倒的Negiccoの的。他の的にも紛れ込んでいるけれど、元々の支持層みたいなところに大きな的を持っているというのが、2015年のNegiccoの圧勝を良く表しています。同じところにEspecia、WHY@DOLLという面々。
<的8>選ばれた回数:2118回
圧倒的アイドルネッサンスの的。3位4位を占めた勢いはダテじゃありません。この的8と的5との選ばれた回数の差がそのまま順位に反映されているということでもあります。
<的9>選ばれた回数:2252回
ミライスカートと乃木坂の的であると推定結果は主張します。みなさんに納得していただけるかは分からないです。まぁ、結果を信頼するなら、たとえば「ナモナイオト」は「命は美しい」っぽくもあるんじゃないですかね*4。
<的10>選ばれた回数:2558回
48系(AKB48/SKE48/HKT48)とiDOL Street系(SUPER☆GiRLS/Cheeky Parade/GEM)とが一緒になった的です。48系の的にアイスト勢が加わってきた*5という状況は、昨今の情勢からすれば納得できるのではないかと思います。
2013年の結果との比較
上位の曲の選ばれ方
上位の曲がどの的を選んだうえで投票されたかを示したグラフです。一目瞭然ですが、2013年と違ってどの曲も多くの的を経由して投票されています。
以下が2013年。
トピックモデルでアイドル楽曲大賞2013の結果から「イイキョク」を分類してみた - 無番地
また、それぞれの的で特定の曲が占める割合も小さくなりました。つまり、円グラフのothersの面積が増えました。これらのことは、投票者が聞く曲が多様になっているということを示唆しています。いろいろな的をまたがって曲を聞くような人が増えてきている(もしくはそれ以外の投票者が減っている)のだと思われます。
的同士の比較
以下のような変化がありました。
2013年 | 説明 | 2015年 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
的1 | ハロプロ | 的6 | ハロプロ | 変わらず |
的2 | 48/46系 | 的9 的10 |
的9:ミラスカ/乃木坂 的10:48/アイスト |
分離統合? |
的3 | Negicco/女子流/ライムベリー | 的5 | Negicco/Especia/WHY@DOLL | いわゆる楽曲派? |
的4 | BiS/でんぱ組/さ学 | 的2 的1 |
的2:さ学/Perfume 的1:でんぱ組/清竜人25/オールマイティー |
さ学系とでんぱ系で若干分離? |
的5 | エビ中/ももクロ | 的7 | エビ中 | 単独でひとつの的 |
的6 | AKB48 | 的10 | 48/アイスト | ラッパ練習中の的でしたからね… |
的7 | ? | - | - | 的1/2/4あたりに分散? |
的8 | ? | - | - | 的1/2/4あたりに分散? |
的9 | Dorothy/ひめキュン | 的3 | Dorothy/callme | ひめキュン勢はどこに分散したのだろう… |
的10 | SKE48 | 的10 | 48/アイスト | マツムラブ!の的でしたからね… |
- | - | 的4 | ゆっふぃー/ベビレ | 新しい的(?) |
- | - | 的8 | アイドルネッサンス | 新しい的 |
※2013年の結果はこちら。
ultramarine.hatenadiary.jp
気になる点としては、
- 48/46系の的が3個から1個*6に減少
- アイストと48系でひとつの的
- ハロプロの箱庭感
- 結局「大型グループ」を聞く人とそれ以外を聞く人はかなり強く分かれているのかもしれません。
- 乃木坂が48系ではない的に移動
- この結果だけで言うのは適切ではありませんが、現状で乃木坂のほうが幅広い支持を得ているのだとは思います*7。
- これが、たとえば、同じ乃木坂でも「あらかじめ語られるロマンス」みたいな曲が上位にランクインしてくるようになると、もう少し的の様相にも変化があるんじゃないかと想像します。
- いわゆる楽曲派の的が、Negicco/東京女子流/ライムベリーからNegicco/Especia/WHY@DOLLに変化
- 女子流はドロシーの的に統合されていて、ドロシーの的にあったひめキュンが分散している印象
- アイドルネッサンスの的が登場
- これらを無理に楽曲派などと呼ぶ必要は無いので、もはや「楽曲派」は死語なのかも?
などでしょうか。
チラ裏
- 分析にあたって、ウェブサイトの情報をスクレイピングしてデータセットを作成していますが、コレが実は結構大変です(笑)
- まあ、データベースをいただけないか伺えば良いのでしょうけれど…
- 一連の分析における問題点として、以下があります。
- 投票は(4曲以下でも6曲以上でもなく)5曲という制約が組み込まれていない(1曲以上・無限曲に投票可能という想定でモデルを推定している)
- 投票は(9.5ポイント以下でも10.5ポイント以上でもなく)10ポイントという制約が組み込まれていない(0.5ポイント以上・無限ポイントを投票可能という想定でモデルを推定している)
- このような「制約条件(具体的には定数和出現数・定数和単語数)付きトピックモデル(?)」についてご存じの方は、ぜひご連絡いただけますと幸いです*8。
- 2013年の結果だけ見るとLatent Dirichlet Allocationのトピックモデルじゃなくて単純なUnigram Mixtures*9でも良いんじゃないかと思っていましたが、2015年をやってみるとやはりトピックモデルが良さそうです*10。
*1:こうやって書くと切ないですね…少なくとも楽曲大賞という文脈では、いまもドロシーとcallmeは一緒なのです
*2:裏付けはありませんが直感的にはこれも理解できる…?
*3:投票者のバイアスなのか、それとも本当にこれらのグループはハロプロファンがいなければやっていけないのか…
*4:やっぱ無理矢理かな…
*5:むしろアイストの的に48系が同居しているというのが正しい表現か
*6:的9と的10で0.5個ずつというイメージ
*7:実感には合うかと
*8:実社会での応用可能性も高いと思っています
*9:今回の例で単純にいうと、まず的を1つ選んで、その的に矢を20本投げ続けるという制約を入れて的を推定するモデル
*10:推定結果を見ても、2つ以上の的に投げ分ける人が2013年よりも多いです
トピックモデルでハロプロ楽曲大賞2013の結果を分類してみた
先日、イイキョクとか主観で議論するより統計的に分類しようというむちゃくちゃな試みをアイドル楽曲大賞2013で行いました。
ultramarine.hatenadiary.jp
今回はハロプロ楽曲大賞2013バージョン。
方法
詳しくは上記の過去記事をご覧ください。重要なところだけまとめると、
- ダーツの的がいくつか(今回は5個)ならんでいて、それぞれにいろいろな当たりやすさ(的上の面積)で曲が書いてある
- 「好きな的を選んで」「1本ずつ投げていき」「当たった曲に0.5ポイント投票する」
- これを20回繰り返す
結果
今回は的は5個にしました。当時のハロプロのグループが5個なのでこれくらいが良いでしょう*1。さっそく結果です。ちなみにこちらは楽曲大賞自体の結果。
まとめ
実は、推定結果では、2/3以上の投票者がひとつの的に20本投げたことになっています。的の分離が不十分な可能性もありますが、どちらかというと以下のような解釈だと思います。
- ハロプロ楽曲大賞では推しのグループ(または1位にしたい曲)を軸に投票が行われている
- 推しのグループ(または1位にしたい曲)以外の曲に投票するときに、どの曲に投票するかはバラバラ
- そのバラバラの中で多くの支持を集めた曲が上位に入る
ですから、たまに言われている「同じグループに良い曲が複数あると票が割れて1位にならない」というのは、そのグループが一推しの人の中で割れているのではないんだと思います*2。そうではなくて、「このグループにも1曲くらい入れたいな」という他のグループのファンの人が投票するときに票が割れているのだと推察されます。
トピックモデルでアイドル楽曲大賞2013の結果から「イイキョク」を分類してみた
ハロプロ楽曲大賞やアイドル楽曲大賞の投票結果を見ていると、「イイキョク」といってもいろいろあるのだなぁと感じます。投票者にはそれぞれ好みがあるので、同じ系統の曲(Aという曲に投票した人はBという曲にも投票しやすい)とか、様々な観点(アップテンポだったらAという曲、バラードだったらBという曲に投票する)のような関係が見られるとおもしろそうです。
そこで、新聞記事から記事のトピック(=話題)を自動分類するときに使われる「トピックモデル」というモデルを使って、楽曲大賞の投票結果から、「イイキョク」を統計的に自動分類してみました。
今回は、第2回アイドル楽曲大賞2013・メジャーアイドル楽曲部門の投票結果をもとに分類してみます*1。
→ハロプロ楽曲大賞2013もやりました
ultramarine.hatenadiary.jp
方法の簡単な説明*2
いま考えていることは、投票者の立場に立つと、以下のような状況です*3。
- 20本のダーツの矢を持っている
- ダーツの的は10個あって*4、それぞれの的に書いてある曲や、その曲の当たりやすさがいろいろ
- 1本ずつ好きな的を選んで矢を投げる(つまり、20本同じ的に投げても、2本ずつ10個全部に投げてもOK)
- 当たった曲に、矢1本あたり0.5ポイント投票する
結果
先に楽曲大賞そのものの順位を見ておきましょう。1位が恋するフォーチュンクッキー、2位がアイドルばかり聴かないで、3位が君の名は希望、などとなっています。投票者1867人×20本で37340本の矢が的に向かって投げられたことになります。
以下で得られた的を10個示しますが、このときに「どんな的に分類してほしいか」という指定はまったく行っていません。統計的に勝手に分類されてきた結果です。
どんな的があるか(=「イイキョク」はどんな分類なのか)
それぞれのダーツの的がどんなものかを円グラフにしました。それぞれの的で選ばれやすい上位10曲が示されています。ここに並ぶ曲を見ると、それぞれの的がどんな的なのかが推測できるというわけです。
<的1>選ばれた回数:2519回
THE ポッシボー、アップアップガールズ(仮)、吉川友とならぶいわゆるハロプロの的です。ハロプロ出身者が出した曲の中での「イイキョク」がこの的の上位に来ているというわけです。
<的2>選ばれた回数:3259回
乃木坂46、HKT48など、48/46系グループで、いわゆる「イイキョク」と評される曲が並んでいる的です。以下に出てくる的6=AKB、的10=SKEと比べると、偏りのない(比較的多くの人が納得できる)的だと思います。
<的3>選ばれた回数:4657回
Negicco、東京女子流、ライムベリーなど、いわゆる「楽曲派」と呼ばれる平均的なイメージが並んでいる印象ですね。9位に恋するフォーチュンクッキーが入っているのもそういう特徴を良く表しているのではないでしょうか。
<的4>選ばれた回数:5821回
選ばれた回数が最大の的。BiS、でんぱ組.inc、さくら学院、BABYMETALなど的3とは少し傾向の違う「音楽好き」が選びそうな的です。この的は選ばれた回数が多いので、的を20個とかに増やせば細分化される可能性がありそう。
<的5>選ばれた回数:4862回
全体の4位にランクインした私立恵比寿中学を1位に、BABYMETALやももいろクローバーZが入っている的です。言語化は難しいですが*5、これも直感的には納得できる的です。
<的7>選ばれた回数:3168回
<的8>選ばれた回数:4028回
この2つの的は若干説明しづらいかな…という印象。別に悪い意味ではなくて「その他の的」みたいな感じだと思います。
<的9>選ばれた回数:4103回
Dorothy Little Happy、Party Rockets、ひめキュンフルーツ缶と、かつての仙台・STEP ONEと愛媛・マックルでひとつの的を形成しています。納得の結果でしょう*7。
できあがった的(=イイキョクの分類)をどう考えるか
的7や的8は若干わかりにくいですが、予想以上にくっきりと傾向が分かれたと思います。繰り返しになりますが、別に「AKBの曲は1つの的にまとめてね」などと指定しているわけではなくて、投票結果を統計的に処理したら勝手にこのように分類されるというのがトピックモデルのすごいところです。
的1=ハロプロ出身者、的2・6・10=48/46系の的は、それぞれの的の上位曲が的全体に占める割合が大きいです。つまり特定の曲に票が集まっているということですが、これはおそらく2通りの解釈が可能です(実際はその両方なのだと思います)。
上位の曲はどの的から選ばれたのか
これが最大の注目点だと思います。ほとんどの場合薄すぎて見えないだけで*9、いちおうすべての的にすべての曲が書かれているので、どの的を経由してそれぞれの曲に矢が当たったのかということを見れば、その曲がどういう観点で票を集めたのかが分かるわけです。
1位:恋するフォーチュンクッキーは、的2・6=48/46系から選ばれていることは確かに多いものの、他の的からも順当に選ばれています。この曲が広く愛されている曲であることを裏付けます。また、5位のでんぱ組や9位のおはガールも、特定の層から愛されているというよりはむしろ、いろいろな層に受け入れられていると考えられます。実際にも、これらの曲は投票者1人あたり2pts(ダーツの矢なら4本)前後という、上位曲としては非常に小さい値となっています。大量点を投票する人がいるのではなくて、多くの人がちょっとずつ加点していった結果だといえます。12位の制服のマネキンなんかもこのパターン。
一方、3位の乃木坂、4位のエビ中、6位の渡辺麻友さん、8位のポッシボーが特定の層に支えられているというのも比較的わかりやすい結果だと思います*10。
そして、意外といえば意外なのか、やはりといえばやはりなのか、2位・7位のNegiccoは実は的3という特定の層に支えられていることがよく分かります。10位のBiSもでしょうか。
ところで、上位10曲にまったく出現しない的が、ほとんどSKE48関連の曲で構成される的10です。このことから、アイドル楽曲大賞2013の投票者には、2013年のSKEの曲も他のアイドルの曲も横断的に「イイキョクだな」と捉えた人がほとんどいない、ということが分かります*11。
どんなふうに的が選ばれているか
投票者がどの的に何本の矢を放ったかも推定されているので、それぞれの投票者が何個の的に向かって投げたかを見ます。半分近い人は1個の的に投げ続けていて、的の数が増えるにつれて減っていき、5個の的に投げ分けている人がわずかにいるといった状況。
1個 | 2個 | 3個 | 4個 | 5個 |
---|---|---|---|---|
872 | 783 | 193 | 17 | 2 |
つまり、特定の1つの「イイキョクの分類」から投票先を選ぶ人が半分くらいで、2つの「イイキョクの分類」から選ぶ人が残り半分くらいという感じです。
ちなみに、それぞれの的に投げた延べ人数を、その的に通算何本の矢を投げたかで色分けしたグラフがこれ。
的6(AKB)や的10(SKE)には、20本投げ続ける人の割合が大きいようにも見えますが、ハッキリしたことは分かりません。ほかにも、2つの的を選ぶ組み合わせなんかも調べてみると面白いかもしれません。
おわりに
楽曲大賞の結果は、トータルのランキングと、グループごとのランキングとで見るのが通常の見方だと思います。今回は、その単純な見方だと分からない、「イイキョクがどんな系統に潜在的に分類されているのか」ということを探ってみました。
「楽曲派」とか「パフォーマンス重視」などというと「結局は主観」とか「揉め事の原因」みたいな雰囲気を感じる今日このごろ。それならば、主観に頼らず、みなさんの意見を統計的に分類したものに名前をつけたほうが良いのではないかと思ったわけです。たとえば、「楽曲派」と言っても特定のグループばかり聴いている人が多くて信用ならん、というのはその通りだと思っています。これに対して、今回の結果だけからいうと、的3をたくさん選ぶような人のことを楽曲派というのだと思います。楽曲大賞ですから、他の的を選んでいる人だって楽曲という基準で投票しているわけですね。
的10の影響かどうかは分かりませんが、昨年から、アイドル楽曲大賞では投票上限3.0ptsという統計的にかなり強い制約が課されることになりました。同じ曲に7本目以降の矢が刺さったらそれはなかったことにして投げ直すと考えると、その制約の強さが実感できるかと思います。その制約の下で行われた昨年の結果も分析したいところですが、昨年については各投票者がどの曲に何ポイント投票したのかの全情報は公開されていないようです。
つぎにやるかもしれないこと
→再掲:ハロプロ楽曲大賞2013もやりました
ultramarine.hatenadiary.jp
*1:余力があればほかの結果にも適用していきます
*2:ここでは真剣な説明には立ち入りませんが、「トピック」が「イイキョクの分類」、「文章」が「一人ひとりの投票結果」、「単語」が「曲」、「単語の出現数」が「投票得点」です
*3:厳密には、この想定では投票先が5曲になるとは限りませんが、今回はこれで良いことにします
*4:本当は、的が何個あるか自体も推定できますが、今回は「10個の的がある」と事前に決めました
*5:良い意味で意識高いというイメージ
*6:実はさよならクロールは名曲として評価されていた! みたいな結果にならなかったので個人的にはちょっと残念w
*7:こんなにハッキリ出るとは思ってなかったです
*8:個人的には「マツムラブ!」は賛成カワイイ!と思いますが!(意味不明)
*10:特に「ラッパ練習中」はすべての得票が的6からのもので、実際にも1人あたり5.5点が投票されています
*11:だからといって決して組織票だなどというつもりはありません。投票者は、自分が知っている曲の中から投票するのだから、他のアイドルの曲を聞いたことがなければ、あるいは良いと思わなければ、こうなるのは自然なことです
第14回ハロプロ楽曲大賞'15に投票しました
第14回ハロプロ楽曲大賞'15に投票しました。
楽曲部門
1位:Magic of Love (J=J 2015Ver.) / Juice=Juice 4pts
曲のすばらしさをいまさら語る必要は無いと思いますが、音源化されたことを祝して1位としたいと思います。対外ライブのときにJuice=Juiceの印象を決定づける持ち曲になっていると思います。
夏にあった、太陽とシスコムーンのイベントで、ものすごく久しぶりにオリジナルの4人が歌ってくれて、さすがのコーラスでした。いま、高木紗友希さんなら、そしてJuice=Juiceなら、もしかしたらあの頃の太シスのレベルを実現できてしまうのではないかという、そんな期待感を感じています。往年の名曲をたくさんカバーできていること自体がJuice=Juiceの立ち位置なのだと思います。(願わくはオリジナルと同じテンポの方が良かったけど、まあご愛敬でしょうか…)
- アーティスト: Juice=Juice
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2015/07/15
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (99件) を見る
2位:Love together! / Berryz工房 2.5pts
また会えるよね。
ご祝儀的に入れるのは好きじゃないのですが、とても良い曲です。ソロパートがきれいで、ユニゾンもきれい。
完熟Berryz工房 The Final Completion Box(通常盤)
- アーティスト: Berryz工房
- 出版社/メーカー: アップフロントワークス
- 発売日: 2015/01/21
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (55件) を見る
3位:大器晩成 1.5pts / アンジュルム
アンジュルムとはこういうグループだな、というものが凝縮されている曲だと思います。そして、個人的には佐々木莉佳子さんが鮮烈な印象を残していった曲。
4位:未来へ、さあ走り出せ! / Juice=Juice 1pt
歌詞にグループ名(あるいはメンバー名)が入る曲は失敗できないと思うのですが、5年後も10年後も歌えるような良い曲になったと思います。
コールの入り方とかもバランスが良くて、Perfumeの"Perfume"みたいに、あるいはももクロの怪盗少女みたいに、いつまでも歌ってくれたら嬉しいなと思います。
5位:我武者LIFE / ℃-ute 1pt
℃-ute待望のまっすぐで良い曲だと思います。℃-uteはこういう曲を量産していくことが生き延びる道なのではないかと…。
いまの℃-uteは若干有名になってしまっていて、数年前までの「知る人ぞ知る実力派」という雰囲気で細々と続けることは難しいと思います。前に攻めるしかないと思うんですよね。それが℃-uteらしさだとも。
次点:
The Middle Management ~女性中間管理職~ / 次の角を曲がれ
→このシングルは1枚のCDとしては相当良い盤だったと思います。
生まれたてのBaby Love / チクタク 私の旬 / 香水 (J=J 2015Ver.)
→Juice=Juiceに良い曲が割り振られやすいのは、運が良いということではなくて「きちんと歌える」からだと私は思います。チクタク私の旬をライブで見たら本当にかわいいし、かと思ったら香水はとてもかっこいいですからね。
Say! Hello! / テーブル席空いててもカウンター席
→研修生は1曲入れたかったのですが、ちょっと枠がなかったです。アルバムとしては今年No.1だと思います。
- アーティスト: ハロプロ研修生
- 出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS
- 発売日: 2015/02/18
- メディア: CD
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MV部門
1位:わたし / アンジュルム[福田花音] 3.5pts
去年の道重さんと同じように福田さんらしさが存分に詰まった素敵な作品だと思います。
欲を言えば、卒業するタイミングでこういうご褒美的な傑作ができるのであれば、本当は活動真っ最中の作品に全力を投入したほうが良いような気もするのですが…。これがハローの様式美なのかもしれないですけれど。
2位:我武者LIFE / ℃-ute 1.5pts
曲の内容と雰囲気に対して構成や色合いがすごくマッチしていると思います。
欲を言えば、普段からこのレベルで仕上げられたらもっと良いんだと思いますけどね…。
3位:Wonderful World / Juice=Juice 1pt
こんな感じでふつうに撮ってくれれば十分魅力的だと思います。
第4回アイドル楽曲大賞2015に投票しました
初めましての方は初めまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。
アイドル楽曲大賞2015に投票しました。
ノミネート曲が3168曲ということで、全部聞こうと思ったら1日あたり9曲聞いていっても1年で1回ずつしか聞けません。図書館の本を全部読むことは一生かけても不可能だと気づいたときと似たような無力感があります。
まあ、楽曲大賞というのは、たとえば「ライブで聞いたときにものすごく良かった!」とか「落ち込んでいるときに心にしみた」とかそういうことが大事だと思っています。プロのライターではないから、「私はこういう観点でこういう風に5曲選びました」みたいなことをしなくて良いし、そういうことをしなくても「みんなの意見はだいたい正しい*1」みたいなことにこそ意味があるんだと思っています。
というわけで、今年も次々と到来する仕事に追われる日々でしたから、聞いたことがある曲は200曲あるかないかくらいだと思いますが、その中から選んでみました。
<メジャーアイドル楽曲部門>
相当悩んだんですよね…良い曲は少なくないのですが、抜きん出ている5曲があるかというとそういう印象は少ない1年でした。
1位:Aviator / Especia 2.5pts
悩んだ末にやはり曲であればコレかな、と。1位なのにコメント短いのもどうかと思いますが、まあ曲の安定感はメジャーになってもさすがEspeciaなのでしょう。
2位:週末だけのロミオとジュリエット / Dorothy Little Happy 2.5pts
「ずっと ずっと ずっと 終わらないでよ」っていうのはドロシーのライブを見ている週末の私が持つ感情でした。でもそれは、この曲の歌詞みたいに、また次の週末には会えるという前提だったと思うんです。まさか…ね。
3位:今、話したい誰かがいる / 乃木坂46 2pts
たぶんこの路線で「君の名は希望」を超えることはないんだと思いますが、歌詞の内容として「君の名は希望」よりも圧倒的にこちらが好きです。まあ、「何度目の青空か?」も含め、「こういうのを良いと感じるのはいかにも単純なのではないか」と思いがちな私を(西野さんと星野さんが)根負けさせたとも言いましょうか…。
4位:Tell me why 生まれて来た意味を知りたい / Chu-z 1.5pts
やっぱり私はつんく♂さんが好きなんだと思います。
5位:加速度 / 東京女子流 1.5pts
この曲でも、あぁちゃんの声は不可欠だと思わせてくれますが、どうなることやら…。
次点:
ツチノコっていると思う...?♡ / 乙女新党
君に桜ヒラリと舞う / Doll☆Elements
君とミライ作りたい! / Doll☆Elements
くらっちゅサマー / 夢みるアドレセンス
クリームソーダ Love / Negicco
OWARI WA HAJIMARI / 武藤彩未
こうして並べてみると、決定打に欠ける感じはあるのですが、たぶん、良い曲は多いんですよね。
<インディーズ/地方アイドル楽曲部門>
こちらはこちらで、RYUTistがあまりに良さすぎるのでどうしたものか悩みました…。
1位:神話 / RYUTist 3.0pts
上限が3.0ptsじゃなければ7.0ptsくらい入れました。ため息が出るくらい素敵な曲。
2位:Zero and Perfect Moon ~変わらない想い~ / RYUTist 2.5pts
RYUTist全般に言えることですが、歌詞が優しい、というか優しすぎるくらいなんですが、それを歌っているメンバーの表現がその優しさに負けていないんですよね。それがすごいんだと思います。
3位:piece of life / RYUTist 1.5pts
こういう前向きで爽快な曲を歌ってもやっぱりRYUTistが強いな、と…。
4位:MUSICを止めないで / 西恵利香 1.5pts
時代が時代ならアイドルじゃなくてシンガーとして活動しているのではないかと思います。アイドルもさすがに頭打ちの感じはあるわけで、今回のノミネートリストにはありませんが上野優華さんなんかも一緒で、アイドルイベントにも出るけど軸足は歌手にある、という人が来年はいっそう増えていくような気がします。
5位:裸足のマーメイド / つりビット 1.5pts
いろいろなタイプの曲を出していても、なんとなく世界観を維持できている感じがしています。
次点:
Winter merry go round / RYUTist
Winter Wish / RYUTist
ムーンライトキッス / つりビット
ほとんどRYUTistしか聞いてないかもしれない。
<アルバム部門>
去年までの好きな曲をまとめたアルバムが多く、結果的に(2位・3位を)とても悩むことに。
1位:RYUTist HOME LIVE / RYUTist 5.0pts
もちろんそれぞれの曲も良いですし、HOME LIVEをタイトルに謳うだけあって、MCのトラックがあったり、ライブのセットリストのような美しさがあったりと、フルアルバムとして圧倒的。
- アーティスト: RYUTist
- 出版社/メーカー: RYUTO RECORDS
- 発売日: 2015/08/14
- メディア: CD
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2位:Rice & Snow / Negicco 0.5pts
3位:PROPOSE / 清竜人25 0.5pts
正直なところほとんどどれを選んでも良かったんですが、アルバムとしてのまとまりという意味ではこの2枚かな、と…。
次点:
Grooving Party / GALETTe
I-POP / 武藤彩未
フィッシングライフ / つりビット
Primera / Especia
…ものすごく久しぶりにブログというものを書きました。ちょっと疲れました。
*1:「なんらかの意味でだいたいの意見を代表している」ということであって、これで上位になる曲が絶対的に良い曲ということではもちろんありません。