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トピックモデルでハロプロ楽曲大賞2013の結果を分類してみた

先日、イイキョクとか主観で議論するより統計的に分類しようというむちゃくちゃな試みをアイドル楽曲大賞2013で行いました。
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今回はハロプロ楽曲大賞2013バージョン。

方法

詳しくは上記の過去記事をご覧ください。重要なところだけまとめると、

  • ダーツの的がいくつか(今回は5個)ならんでいて、それぞれにいろいろな当たりやすさ(的上の面積)で曲が書いてある
  • 「好きな的を選んで」「1本ずつ投げていき」「当たった曲に0.5ポイント投票する」
  • これを20回繰り返す

結果

今回は的は5個にしました。当時のハロプロのグループが5個なのでこれくらいが良いでしょう*1。さっそく結果です。ちなみにこちらは楽曲大賞自体の結果

それぞれの的の中身

<的1>選ばれた回数:12219回

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スマイレージの的。

<的2>選ばれた回数:12766回

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少々謎ではありますが、コピンク*も入っているのでJuice=Juiceの的としておきましょう。

<的3>選ばれた回数:7609回

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圧倒的Berryz工房の的。選ばれた回数が少ないですが、その代わりこれを選ぶとことごとくベリに投票されるという的。

<的4>選ばれた回数:15277回

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モーニング娘。の的。

<的5>選ばれた回数:14369回

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上位3曲を外してみると℃-uteの的。上位10曲に入らなかった℃-uteにもきちんと的があるということが改めて分かるのが面白いところ。

5つに分けたので当然といえば当然の結果ですが、グループごとに比較的きれいに分類されています。

どの的からどの曲が選ばれるか

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1位のロマンスの途中が多くの層から支持を集めています。2位のヤッタルチャンとの違いとして、モーニング娘。℃-uteの的からの支持の厚さがここでの勝因でしょう。

まとめ

実は、推定結果では、2/3以上の投票者がひとつの的に20本投げたことになっています。的の分離が不十分な可能性もありますが、どちらかというと以下のような解釈だと思います。

  • ハロプロ楽曲大賞では推しのグループ(または1位にしたい曲)を軸に投票が行われている
  • 推しのグループ(または1位にしたい曲)以外の曲に投票するときに、どの曲に投票するかはバラバラ
  • そのバラバラの中で多くの支持を集めた曲が上位に入る

ですから、たまに言われている「同じグループに良い曲が複数あると票が割れて1位にならない」というのは、そのグループが一推しの人の中で割れているのではないんだと思います*2。そうではなくて、「このグループにも1曲くらい入れたいな」という他のグループのファンの人が投票するときに票が割れているのだと推察されます。

*1:この時点で真野ちゃんは対象曲が少ない

*2:だって両方に高得点入れますからね

トピックモデルでアイドル楽曲大賞2013の結果から「イイキョク」を分類してみた

ハロプロ楽曲大賞アイドル楽曲大賞の投票結果を見ていると、「イイキョク」といってもいろいろあるのだなぁと感じます。投票者にはそれぞれ好みがあるので、同じ系統の曲(Aという曲に投票した人はBという曲にも投票しやすい)とか、様々な観点(アップテンポだったらAという曲、バラードだったらBという曲に投票する)のような関係が見られるとおもしろそうです。

そこで、新聞記事から記事のトピック(=話題)を自動分類するときに使われる「トピックモデル」というモデルを使って、楽曲大賞の投票結果から、「イイキョク」を統計的に自動分類してみました。

今回は、第2回アイドル楽曲大賞2013・メジャーアイドル楽曲部門の投票結果をもとに分類してみます*1

ハロプロ楽曲大賞2013もやりました
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方法の簡単な説明*2

いま考えていることは、投票者の立場に立つと、以下のような状況です*3

  • 20本のダーツの矢を持っている
  • ダーツの的は10個あって*4、それぞれの的に書いてある曲や、その曲の当たりやすさがいろいろ
  • 1本ずつ好きな的を選んで矢を投げる(つまり、20本同じ的に投げても、2本ずつ10個全部に投げてもOK)
  • 当たった曲に、矢1本あたり0.5ポイント投票する

 

結果

先に楽曲大賞そのものの順位を見ておきましょう。1位が恋するフォーチュンクッキー、2位がアイドルばかり聴かないで、3位が君の名は希望、などとなっています。投票者1867人×20本で37340本の矢が的に向かって投げられたことになります。

以下で得られた的を10個示しますが、このときに「どんな的に分類してほしいか」という指定はまったく行っていません。統計的に勝手に分類されてきた結果です。

 

どんな的があるか(=「イイキョク」はどんな分類なのか)

それぞれのダーツの的がどんなものかを円グラフにしました。それぞれの的で選ばれやすい上位10曲が示されています。ここに並ぶ曲を見ると、それぞれの的がどんな的なのかが推測できるというわけです。

<的1>選ばれた回数:2519回

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THE ポッシボーアップアップガールズ(仮)吉川友とならぶいわゆるハロプロの的です。ハロプロ出身者が出した曲の中での「イイキョク」がこの的の上位に来ているというわけです。

<的2>選ばれた回数:3259回

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乃木坂46HKT48など、48/46系グループで、いわゆる「イイキョク」と評される曲が並んでいる的です。以下に出てくる的6=AKB、的10=SKEと比べると、偏りのない(比較的多くの人が納得できる)的だと思います。

<的3>選ばれた回数:4657回

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Negicco東京女子流、ライムベリーなど、いわゆる「楽曲派」と呼ばれる平均的なイメージが並んでいる印象ですね。9位に恋するフォーチュンクッキーが入っているのもそういう特徴を良く表しているのではないでしょうか。

<的4>選ばれた回数:5821回

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選ばれた回数が最大の的。BiS、でんぱ組.incさくら学院、BABYMETALなど的3とは少し傾向の違う「音楽好き」が選びそうな的です。この的は選ばれた回数が多いので、的を20個とかに増やせば細分化される可能性がありそう。

<的5>選ばれた回数:4862回

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全体の4位にランクインした私立恵比寿中学を1位に、BABYMETALやももいろクローバーZが入っている的です。言語化は難しいですが*5、これも直感的には納得できる的です。

 

<的6>選ばれた回数:2959回

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AKBの的です。あるいは、渡辺麻友さんに投票した人が残りの4曲ぶんをAKBに割り振っただけかもしれませんが…*6

<的7>選ばれた回数:3168回

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<的8>選ばれた回数:4028回

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この2つの的は若干説明しづらいかな…という印象。別に悪い意味ではなくて「その他の的」みたいな感じだと思います。

<的9>選ばれた回数:4103回

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Dorothy Little Happy、Party Rockets、ひめキュンフルーツ缶と、かつての仙台・STEP ONEと愛媛・マックルでひとつの的を形成しています。納得の結果でしょう*7

<的10>選ばれた回数:1964回

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SKEの的。おそらく第2回アイドル楽曲大賞の結果に若干の疑問を引き起こしたであろう的がコレです*8。他の的と比べて顕著なのは、選ばれた回数が少なく、上位10曲が的の全体に対して占める割合がとても大きいこと。

できあがった的(=イイキョクの分類)をどう考えるか

的7や的8は若干わかりにくいですが、予想以上にくっきりと傾向が分かれたと思います。繰り返しになりますが、別に「AKBの曲は1つの的にまとめてね」などと指定しているわけではなくて、投票結果を統計的に処理したら勝手にこのように分類されるというのがトピックモデルのすごいところです。

的1=ハロプロ出身者、的2・6・10=48/46系の的は、それぞれの的の上位曲が的全体に占める割合が大きいです。つまり特定の曲に票が集まっているということですが、これはおそらく2通りの解釈が可能です(実際はその両方なのだと思います)。

  • ハロプロや48/46系の特定の曲以外の曲を知らない投票者が多い
  • ハロプロや48/46系はたくさん曲は出すけどイイキョクは限られている

上位の曲はどの的から選ばれたのか

これが最大の注目点だと思います。ほとんどの場合薄すぎて見えないだけで*9、いちおうすべての的にすべての曲が書かれているので、どの的を経由してそれぞれの曲に矢が当たったのかということを見れば、その曲がどういう観点で票を集めたのかが分かるわけです。
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1位:恋するフォーチュンクッキーは、的2・6=48/46系から選ばれていることは確かに多いものの、他の的からも順当に選ばれています。この曲が広く愛されている曲であることを裏付けます。また、5位のでんぱ組や9位のおはガールも、特定の層から愛されているというよりはむしろ、いろいろな層に受け入れられていると考えられます。実際にも、これらの曲は投票者1人あたり2pts(ダーツの矢なら4本)前後という、上位曲としては非常に小さい値となっています。大量点を投票する人がいるのではなくて、多くの人がちょっとずつ加点していった結果だといえます。12位の制服のマネキンなんかもこのパターン。

一方、3位の乃木坂、4位のエビ中、6位の渡辺麻友さん、8位のポッシボーが特定の層に支えられているというのも比較的わかりやすい結果だと思います*10

そして、意外といえば意外なのか、やはりといえばやはりなのか、2位・7位のNegiccoは実は的3という特定の層に支えられていることがよく分かります。10位のBiSもでしょうか。

ところで、上位10曲にまったく出現しない的が、ほとんどSKE48関連の曲で構成される的10です。このことから、アイドル楽曲大賞2013の投票者には、2013年のSKEの曲も他のアイドルの曲も横断的に「イイキョクだな」と捉えた人がほとんどいない、ということが分かります*11

どんなふうに的が選ばれているか

投票者がどの的に何本の矢を放ったかも推定されているので、それぞれの投票者が何個の的に向かって投げたかを見ます。半分近い人は1個の的に投げ続けていて、的の数が増えるにつれて減っていき、5個の的に投げ分けている人がわずかにいるといった状況。

1個 2個 3個 4個 5個
872 783 193 17 2

つまり、特定の1つの「イイキョクの分類」から投票先を選ぶ人が半分くらいで、2つの「イイキョクの分類」から選ぶ人が残り半分くらいという感じです。

ちなみに、それぞれの的に投げた延べ人数を、その的に通算何本の矢を投げたかで色分けしたグラフがこれ。
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的6(AKB)や的10(SKE)には、20本投げ続ける人の割合が大きいようにも見えますが、ハッキリしたことは分かりません。ほかにも、2つの的を選ぶ組み合わせなんかも調べてみると面白いかもしれません。

おわりに

楽曲大賞の結果は、トータルのランキングと、グループごとのランキングとで見るのが通常の見方だと思います。今回は、その単純な見方だと分からない、「イイキョクがどんな系統に潜在的に分類されているのか」ということを探ってみました。

「楽曲派」とか「パフォーマンス重視」などというと「結局は主観」とか「揉め事の原因」みたいな雰囲気を感じる今日このごろ。それならば、主観に頼らず、みなさんの意見を統計的に分類したものに名前をつけたほうが良いのではないかと思ったわけです。たとえば、「楽曲派」と言っても特定のグループばかり聴いている人が多くて信用ならん、というのはその通りだと思っています。これに対して、今回の結果だけからいうと、的3をたくさん選ぶような人のことを楽曲派というのだと思います。楽曲大賞ですから、他の的を選んでいる人だって楽曲という基準で投票しているわけですね。

的10の影響かどうかは分かりませんが、昨年から、アイドル楽曲大賞では投票上限3.0ptsという統計的にかなり強い制約が課されることになりました。同じ曲に7本目以降の矢が刺さったらそれはなかったことにして投げ直すと考えると、その制約の強さが実感できるかと思います。その制約の下で行われた昨年の結果も分析したいところですが、昨年については各投票者がどの曲に何ポイント投票したのかの全情報は公開されていないようです。

つぎにやるかもしれないこと

→再掲:ハロプロ楽曲大賞2013もやりました
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*1:余力があればほかの結果にも適用していきます

*2:ここでは真剣な説明には立ち入りませんが、「トピック」が「イイキョクの分類」、「文章」が「一人ひとりの投票結果」、「単語」が「曲」、「単語の出現数」が「投票得点」です

*3:厳密には、この想定では投票先が5曲になるとは限りませんが、今回はこれで良いことにします

*4:本当は、的が何個あるか自体も推定できますが、今回は「10個の的がある」と事前に決めました

*5:良い意味で意識高いというイメージ

*6:実はさよならクロールは名曲として評価されていた! みたいな結果にならなかったので個人的にはちょっと残念w

*7:こんなにハッキリ出るとは思ってなかったです

*8:個人的には「マツムラブ!」は賛成カワイイ!と思いますが!(意味不明)

*9:要はフレンドパークIIのパジェロをさらに薄くした感じ

*10:特に「ラッパ練習中」はすべての得票が的6からのもので、実際にも1人あたり5.5点が投票されています

*11:だからといって決して組織票だなどというつもりはありません。投票者は、自分が知っている曲の中から投票するのだから、他のアイドルの曲を聞いたことがなければ、あるいは良いと思わなければ、こうなるのは自然なことです

第14回ハロプロ楽曲大賞'15に投票しました

第14回ハロプロ楽曲大賞'15に投票しました。

楽曲部門

1位:Magic of Love (J=J 2015Ver.) / Juice=Juice 4pts
曲のすばらしさをいまさら語る必要は無いと思いますが、音源化されたことを祝して1位としたいと思います。対外ライブのときにJuice=Juiceの印象を決定づける持ち曲になっていると思います。
夏にあった、太陽とシスコムーンのイベントで、ものすごく久しぶりにオリジナルの4人が歌ってくれて、さすがのコーラスでした。いま、高木紗友希さんなら、そしてJuice=Juiceなら、もしかしたらあの頃の太シスのレベルを実現できてしまうのではないかという、そんな期待感を感じています。往年の名曲をたくさんカバーできていること自体がJuice=Juiceの立ち位置なのだと思います。(願わくはオリジナルと同じテンポの方が良かったけど、まあご愛敬でしょうか…)

First Squeeze!(通常盤)

First Squeeze!(通常盤)

2位:Love together! / Berryz工房 2.5pts
また会えるよね。
ご祝儀的に入れるのは好きじゃないのですが、とても良い曲です。ソロパートがきれいで、ユニゾンもきれい。

3位:大器晩成 1.5pts / アンジュルム
アンジュルムとはこういうグループだな、というものが凝縮されている曲だと思います。そして、個人的には佐々木莉佳子さんが鮮烈な印象を残していった曲。

4位:未来へ、さあ走り出せ! / Juice=Juice 1pt
歌詞にグループ名(あるいはメンバー名)が入る曲は失敗できないと思うのですが、5年後も10年後も歌えるような良い曲になったと思います。
コールの入り方とかもバランスが良くて、Perfumeの"Perfume"みたいに、あるいはももクロの怪盗少女みたいに、いつまでも歌ってくれたら嬉しいなと思います。

5位:我武者LIFE / ℃-ute 1pt
℃-ute待望のまっすぐで良い曲だと思います。℃-uteはこういう曲を量産していくことが生き延びる道なのではないかと…。
いまの℃-uteは若干有名になってしまっていて、数年前までの「知る人ぞ知る実力派」という雰囲気で細々と続けることは難しいと思います。前に攻めるしかないと思うんですよね。それが℃-uteらしさだとも。

次点:
The Middle Management ~女性中間管理職~ / 次の角を曲がれ
→このシングルは1枚のCDとしては相当良い盤だったと思います。

生まれたてのBaby Love / チクタク 私の旬 / 香水 (J=J 2015Ver.)
→Juice=Juiceに良い曲が割り振られやすいのは、運が良いということではなくて「きちんと歌える」からだと私は思います。チクタク私の旬をライブで見たら本当にかわいいし、かと思ったら香水はとてもかっこいいですからね。

Say! Hello! / テーブル席空いててもカウンター席
→研修生は1曲入れたかったのですが、ちょっと枠がなかったです。アルバムとしては今年No.1だと思います。

1 Let's say “Hello!”

1 Let's say “Hello!”

MV部門

1位:わたし / アンジュルム[福田花音] 3.5pts
去年の道重さんと同じように福田さんらしさが存分に詰まった素敵な作品だと思います。
欲を言えば、卒業するタイミングでこういうご褒美的な傑作ができるのであれば、本当は活動真っ最中の作品に全力を投入したほうが良いような気もするのですが…。これがハローの様式美なのかもしれないですけれど。

2位:我武者LIFE / ℃-ute 1.5pts
曲の内容と雰囲気に対して構成や色合いがすごくマッチしていると思います。
欲を言えば、普段からこのレベルで仕上げられたらもっと良いんだと思いますけどね…。

3位:Wonderful World / Juice=Juice 1pt
こんな感じでふつうに撮ってくれれば十分魅力的だと思います。

第4回アイドル楽曲大賞2015に投票しました

初めましての方は初めまして。お久しぶりの方はお久しぶりです。

アイドル楽曲大賞2015に投票しました。

ノミネート曲が3168曲ということで、全部聞こうと思ったら1日あたり9曲聞いていっても1年で1回ずつしか聞けません。図書館の本を全部読むことは一生かけても不可能だと気づいたときと似たような無力感があります。

まあ、楽曲大賞というのは、たとえば「ライブで聞いたときにものすごく良かった!」とか「落ち込んでいるときに心にしみた」とかそういうことが大事だと思っています。プロのライターではないから、「私はこういう観点でこういう風に5曲選びました」みたいなことをしなくて良いし、そういうことをしなくても「みんなの意見はだいたい正しい*1」みたいなことにこそ意味があるんだと思っています。

というわけで、今年も次々と到来する仕事に追われる日々でしたから、聞いたことがある曲は200曲あるかないかくらいだと思いますが、その中から選んでみました。

<メジャーアイドル楽曲部門

相当悩んだんですよね…良い曲は少なくないのですが、抜きん出ている5曲があるかというとそういう印象は少ない1年でした。

1位:Aviator / Especia 2.5pts
悩んだ末にやはり曲であればコレかな、と。1位なのにコメント短いのもどうかと思いますが、まあ曲の安定感はメジャーになってもさすがEspeciaなのでしょう。

2位:週末だけのロミオとジュリエット / Dorothy Little Happy 2.5pts
「ずっと ずっと ずっと 終わらないでよ」っていうのはドロシーのライブを見ている週末の私が持つ感情でした。でもそれは、この曲の歌詞みたいに、また次の週末には会えるという前提だったと思うんです。まさか…ね。

3位:今、話したい誰かがいる / 乃木坂46 2pts
たぶんこの路線で「君の名は希望」を超えることはないんだと思いますが、歌詞の内容として「君の名は希望」よりも圧倒的にこちらが好きです。まあ、「何度目の青空か?」も含め、「こういうのを良いと感じるのはいかにも単純なのではないか」と思いがちな私を(西野さんと星野さんが)根負けさせたとも言いましょうか…。

4位:Tell me why 生まれて来た意味を知りたい / Chu-z 1.5pts
やっぱり私はつんく♂さんが好きなんだと思います。

5位:加速度 / 東京女子流 1.5pts
この曲でも、あぁちゃんの声は不可欠だと思わせてくれますが、どうなることやら…。

次点:
ツチノコっていると思う...?♡ / 乙女新党
君に桜ヒラリと舞う / Doll☆Elements
君とミライ作りたい! / Doll☆Elements
くらっちゅサマー / 夢みるアドレセンス
クリームソーダ Love / Negicco
OWARI WA HAJIMARI / 武藤彩未

こうして並べてみると、決定打に欠ける感じはあるのですが、たぶん、良い曲は多いんですよね。

<インディーズ/地方アイドル楽曲部門

こちらはこちらで、RYUTistがあまりに良さすぎるのでどうしたものか悩みました…。

1位:神話 / RYUTist 3.0pts
上限が3.0ptsじゃなければ7.0ptsくらい入れました。ため息が出るくらい素敵な曲。

2位:Zero and Perfect Moon ~変わらない想い~ / RYUTist 2.5pts
RYUTist全般に言えることですが、歌詞が優しい、というか優しすぎるくらいなんですが、それを歌っているメンバーの表現がその優しさに負けていないんですよね。それがすごいんだと思います。

3位:piece of life / RYUTist 1.5pts
こういう前向きで爽快な曲を歌ってもやっぱりRYUTistが強いな、と…。

4位:MUSICを止めないで / 西恵利香 1.5pts
時代が時代ならアイドルじゃなくてシンガーとして活動しているのではないかと思います。アイドルもさすがに頭打ちの感じはあるわけで、今回のノミネートリストにはありませんが上野優華さんなんかも一緒で、アイドルイベントにも出るけど軸足は歌手にある、という人が来年はいっそう増えていくような気がします。

5位:裸足のマーメイド / つりビット 1.5pts
いろいろなタイプの曲を出していても、なんとなく世界観を維持できている感じがしています。

次点:
Winter merry go round / RYUTist
Winter Wish / RYUTist
ムーンライトキッス / つりビット

ほとんどRYUTistしか聞いてないかもしれない。

<アルバム部門

去年までの好きな曲をまとめたアルバムが多く、結果的に(2位・3位を)とても悩むことに。

1位:RYUTist HOME LIVE / RYUTist 5.0pts
もちろんそれぞれの曲も良いですし、HOME LIVEをタイトルに謳うだけあって、MCのトラックがあったり、ライブのセットリストのような美しさがあったりと、フルアルバムとして圧倒的。

RYUTist HOME LIVE

RYUTist HOME LIVE

2位:Rice & Snow / Negicco 0.5pts
3位:PROPOSE / 清竜人25 0.5pts
正直なところほとんどどれを選んでも良かったんですが、アルバムとしてのまとまりという意味ではこの2枚かな、と…。

次点:
Grooving Party / GALETTe
I-POP / 武藤彩未
フィッシングライフ / つりビット
Primera / Especia

…ものすごく久しぶりにブログというものを書きました。ちょっと疲れました。

*1:「なんらかの意味でだいたいの意見を代表している」ということであって、これで上位になる曲が絶対的に良い曲ということではもちろんありません。